口コミ│神戸・福原 ソープランド Club Royal (クラブロイヤル)
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れもん【VIP】(23)
れもん【VIP】の口コミだけ見る
投稿者:シン太郎左衛門と電車くん 様
ご来店日 2025年04月27日
我が馬鹿息子、シン太郎左衛門は武士である。
前回書いたとおり、れもんちゃんのアドバイスを受けて、今回のクチコミは、電車くんとシン太郎左衛門の再会をテーマすることに決めた。
ただ、抜き身のシン太郎左衛門を電車に持ち込むことは流石に憚られる。カッパの衣装は頑として受け付けないので、渋々ヤツの要望を呑んで、セクシー・バニーの衣装を作ってやることにした。
土曜日、家にある部材だけでは足りず、ホームセンターで不足の材料を買い込んで、半日かけて作業した。ウサ耳から網タイツ、ピンヒールまで、ネット通販サイト掲載の写真を見ながら各パーツを手作りし、シン太郎左衛門に試着させて、若干の手直しを加えた。
「出来たぞ。着てみろ」
「おお、これはステキなバニーちゃんの衣装でござる」
「それが武士のセリフかよ」
コスチューム一式を身に着けると、世にも奇妙なセクシー・バニーが出来上がった。
一体俺は何をやってるんだ、と実に情けない気持ちになったが、シン太郎左衛門は、鏡の前でポーズを決めながら、
「これは上出来でござる。父上にこんな腕があるとは思いも寄らなんだ」と満足げだった。
「喜んでもらえて嬉しいよ」と心にもないことを冷ややかに言った後、ついでに「俺は小学校の図画工作は、いつも満点だった」と自慢したが、シン太郎左衛門は全く聴いていなかった。鏡に映った自分の姿に見惚れているばかりだった。
そして日曜日。つまり、れもんちゃんデー。いつもより随分早く起きた。
「父上、何故このような時間に目覚ましを鳴らしたのでござるか」とシン太郎左衛門は不満げに目を擦っている。
「れもんちゃんが、今回のクチコミのテーマは、電車くんとの再会がよいと教えてくれたからだ。いつもの時間じゃ、電車くんの運転する電車に乗れないと思ったのさ」
「なるほど。確かに電車くんの電車は朝10時台でござった。しかし、それでは神戸駅に早く着きすぎまするぞ」
「分かってるよ。でも、れもんちゃんが言うんだから、しょうがないよ」
「なるほど。れもんちゃんが言うのであれば、致し方ない」
そう言いながら、シン太郎左衛門は昨日作ってやったセクシー・バニーの衣装を身にまとっていった。
朝食を済ませると、気色悪いセクシー・バニーをジャケットのポケットに入れて、〇〇駅に急いだ。
駅のホームの先頭に立って待つこと、しばし。『電車くん』は、いつもクラブロイヤルの入り口で愛想よく迎えてくれるスタッフさんにソックリなれもん星人にソックリだと聞いていたが、最初に到着したJR新快速の運転手さんは女性だった。
「違う。これはどこにでもあるJR新快速に過ぎない。我々が乗るべきなのは、『スーパーれもんちゃん号』、夢の世界への直行便なのだ」
次に来たのも、何の変哲もないJR新快速だったので、やり過ごした。
そして、その次に到着した電車の運転室を覗いて、「あっ、これだ!」と声を上げてしまった。その運転者さんはクラブロイヤルのスタッフさんにソックリのれもん星人に瓜二つだった。
私は運転室のドアをノックして、出てきた運転者さんに話しかけた。
「君は『電車くん』だね?」
「はい。僕は『電車くん』です」
「はじめまして。私は『父上』だ」
電車くんは少し緊張した様子で、
「・・・僕のですか?」
「そんな訳ない。シン太郎左衛門の父上だ」
「よかった」
「それはお互い様だ。これを受け取ってくれたまえ」
電車くんは差し出されたモノを受け取り、マジマジと眺めながら、「これは何ですか?」
「見てのとおり、セクシー・バニーちゃんだ」
「ちっともセクシーじゃないです」
「そりゃ、そうだ。中身はシン太郎左衛門だからな」
「セクシーどころか、不気味です」
「繰り返しになるが、中身がシン太郎左衛門だから、当然そうなる」
「それで、これをどうしろと?」
「神戸駅まで頼む」
「この前も明太子ちゃんから同じようなことを頼まれました」
「知っている。同種の依頼だ」
「・・・これからも度々こういう依頼があるんですか?一応、規則違反なんですけど・・・」
「当然そうだろうな。度々頼むつもりはないが、今回は、れもんちゃんからの提案だから、受けてもらうほかない」
「よく分からないけど、分かりました」
電車くんは、いいヤツだった。
「ありがとう。大変に助かる。くれぐれも安全運転で頼む」
電車くんにシン太郎左衛門を託すと、私は電車に乗り込み、先頭車両の運転室のガラスにへばりついた。
電車くんは、セクシー・バニー左衛門を運転台に置いた。「出発進行!」と言う声がガラス越しに聞こえた。
しばらくすると、運転室から電車くんの歌声が聞こえてきた。シン太郎左衛門の話にあった『およげ!たいやきくん』の替え歌らしいが、
毎日毎日僕らは鉄板を
曲げて作った電車くん
・・・
と、呆れるほど安直な替え歌だった。
しばらくすると歌が止み、シン太郎左衛門と電車くんの談笑に変わった。何を話しているかまでは分からなかったが、二人は旧知の仲のように和やかに語り合っていた。やがて『元祖れもんちゃん音頭』の熱唱が始まった。電車くんとシン太郎左衛門は、フロントガラスのワイパーのように、揃って体を左右に揺らしながら、
はぁ~、広い世界にただ一輪
可憐に咲いたレモン花
・・・
と自慢の喉を震わせている。かなり異様な光景だった。『元祖れもんちゃん音頭』は長い長い歌なのだが、そのうち二人の動きがぎこちなくなり、私の目には見えない何かによって彼らは揉みくちゃにされていった。『元祖れもんちゃん音頭』に誘われたオチン武士たちが運転室に殺到していることが察せられた。芦屋駅の手前で電車は緊急停車した。
そんな光景を、ギシギシと音を立てるガラス越しに見ながら、私は一人でハラハラしていた。
運転が再開され、二人はまた何事もなかったかのように談笑を始めたが、私はまだ心臓がドキドキしていた。
神戸駅に着くと、私はシン太郎左衛門を受け取って、電車くんに御礼を言った。
セクシー・バニー左衛門は、「今日も実に楽しかった。ぜひまたお会いしたいものでござる」と言って、電車くんと固い握手を交わしていた。
そして、しばらく神戸駅の周辺で時間を潰した後、れもんちゃんに会いに行った。
当たり前だが、れもんちゃんは宇宙一に宇宙一で、どんな危険を冒しても会いに行く値打ちがあることを再確認した。
帰り際、れもんちゃんにお見送りしてもらいながら、
「今日、電車くんの電車に乗って来たんだよ」
「そうなんだね。また電車くんに会えたんだね」
「うん。でも、電車くんとシン太郎左衛門を運転室で一緒にすると、とっても危険なんだ。必ず緊急停車が起こるんだ。二度とやっちゃいけないって、よく分かったよ」
「そうなんだね。じゃあ、電車くんの登場は今回のクチコミが最後なんだね」
「そうなると思う。本当に危険だからね」
「うん。分かった。安全第一だよね」と、れもんちゃんは、それはそれは優しく微笑んだ。
れもんちゃんは、セクシー・バニー左衛門などとは大違いで、とても賢い娘なのだった。
シン太郎左衛門と電車くん 様ありがとうございました。
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投稿者:シン太郎左衛門と電車くん 様
ご来店日 2025年04月27日
前回書いたとおり、れもんちゃんのアドバイスを受けて、今回のクチコミは、電車くんとシン太郎左衛門の再会をテーマすることに決めた。
ただ、抜き身のシン太郎左衛門を電車に持ち込むことは流石に憚られる。カッパの衣装は頑として受け付けないので、渋々ヤツの要望を呑んで、セクシー・バニーの衣装を作ってやることにした。
土曜日、家にある部材だけでは足りず、ホームセンターで不足の材料を買い込んで、半日かけて作業した。ウサ耳から網タイツ、ピンヒールまで、ネット通販サイト掲載の写真を見ながら各パーツを手作りし、シン太郎左衛門に試着させて、若干の手直しを加えた。
「出来たぞ。着てみろ」
「おお、これはステキなバニーちゃんの衣装でござる」
「それが武士のセリフかよ」
コスチューム一式を身に着けると、世にも奇妙なセクシー・バニーが出来上がった。
一体俺は何をやってるんだ、と実に情けない気持ちになったが、シン太郎左衛門は、鏡の前でポーズを決めながら、
「これは上出来でござる。父上にこんな腕があるとは思いも寄らなんだ」と満足げだった。
「喜んでもらえて嬉しいよ」と心にもないことを冷ややかに言った後、ついでに「俺は小学校の図画工作は、いつも満点だった」と自慢したが、シン太郎左衛門は全く聴いていなかった。鏡に映った自分の姿に見惚れているばかりだった。
そして日曜日。つまり、れもんちゃんデー。いつもより随分早く起きた。
「父上、何故このような時間に目覚ましを鳴らしたのでござるか」とシン太郎左衛門は不満げに目を擦っている。
「れもんちゃんが、今回のクチコミのテーマは、電車くんとの再会がよいと教えてくれたからだ。いつもの時間じゃ、電車くんの運転する電車に乗れないと思ったのさ」
「なるほど。確かに電車くんの電車は朝10時台でござった。しかし、それでは神戸駅に早く着きすぎまするぞ」
「分かってるよ。でも、れもんちゃんが言うんだから、しょうがないよ」
「なるほど。れもんちゃんが言うのであれば、致し方ない」
そう言いながら、シン太郎左衛門は昨日作ってやったセクシー・バニーの衣装を身にまとっていった。
朝食を済ませると、気色悪いセクシー・バニーをジャケットのポケットに入れて、〇〇駅に急いだ。
駅のホームの先頭に立って待つこと、しばし。『電車くん』は、いつもクラブロイヤルの入り口で愛想よく迎えてくれるスタッフさんにソックリなれもん星人にソックリだと聞いていたが、最初に到着したJR新快速の運転手さんは女性だった。
「違う。これはどこにでもあるJR新快速に過ぎない。我々が乗るべきなのは、『スーパーれもんちゃん号』、夢の世界への直行便なのだ」
次に来たのも、何の変哲もないJR新快速だったので、やり過ごした。
そして、その次に到着した電車の運転室を覗いて、「あっ、これだ!」と声を上げてしまった。その運転者さんはクラブロイヤルのスタッフさんにソックリのれもん星人に瓜二つだった。
私は運転室のドアをノックして、出てきた運転者さんに話しかけた。
「君は『電車くん』だね?」
「はい。僕は『電車くん』です」
「はじめまして。私は『父上』だ」
電車くんは少し緊張した様子で、
「・・・僕のですか?」
「そんな訳ない。シン太郎左衛門の父上だ」
「よかった」
「それはお互い様だ。これを受け取ってくれたまえ」
電車くんは差し出されたモノを受け取り、マジマジと眺めながら、「これは何ですか?」
「見てのとおり、セクシー・バニーちゃんだ」
「ちっともセクシーじゃないです」
「そりゃ、そうだ。中身はシン太郎左衛門だからな」
「セクシーどころか、不気味です」
「繰り返しになるが、中身がシン太郎左衛門だから、当然そうなる」
「それで、これをどうしろと?」
「神戸駅まで頼む」
「この前も明太子ちゃんから同じようなことを頼まれました」
「知っている。同種の依頼だ」
「・・・これからも度々こういう依頼があるんですか?一応、規則違反なんですけど・・・」
「当然そうだろうな。度々頼むつもりはないが、今回は、れもんちゃんからの提案だから、受けてもらうほかない」
「よく分からないけど、分かりました」
電車くんは、いいヤツだった。
「ありがとう。大変に助かる。くれぐれも安全運転で頼む」
電車くんにシン太郎左衛門を託すと、私は電車に乗り込み、先頭車両の運転室のガラスにへばりついた。
電車くんは、セクシー・バニー左衛門を運転台に置いた。「出発進行!」と言う声がガラス越しに聞こえた。
しばらくすると、運転室から電車くんの歌声が聞こえてきた。シン太郎左衛門の話にあった『およげ!たいやきくん』の替え歌らしいが、
毎日毎日僕らは鉄板を
曲げて作った電車くん
・・・
と、呆れるほど安直な替え歌だった。
しばらくすると歌が止み、シン太郎左衛門と電車くんの談笑に変わった。何を話しているかまでは分からなかったが、二人は旧知の仲のように和やかに語り合っていた。やがて『元祖れもんちゃん音頭』の熱唱が始まった。電車くんとシン太郎左衛門は、フロントガラスのワイパーのように、揃って体を左右に揺らしながら、
はぁ~、広い世界にただ一輪
可憐に咲いたレモン花
・・・
と自慢の喉を震わせている。かなり異様な光景だった。『元祖れもんちゃん音頭』は長い長い歌なのだが、そのうち二人の動きがぎこちなくなり、私の目には見えない何かによって彼らは揉みくちゃにされていった。『元祖れもんちゃん音頭』に誘われたオチン武士たちが運転室に殺到していることが察せられた。芦屋駅の手前で電車は緊急停車した。
そんな光景を、ギシギシと音を立てるガラス越しに見ながら、私は一人でハラハラしていた。
運転が再開され、二人はまた何事もなかったかのように談笑を始めたが、私はまだ心臓がドキドキしていた。
神戸駅に着くと、私はシン太郎左衛門を受け取って、電車くんに御礼を言った。
セクシー・バニー左衛門は、「今日も実に楽しかった。ぜひまたお会いしたいものでござる」と言って、電車くんと固い握手を交わしていた。
そして、しばらく神戸駅の周辺で時間を潰した後、れもんちゃんに会いに行った。
当たり前だが、れもんちゃんは宇宙一に宇宙一で、どんな危険を冒しても会いに行く値打ちがあることを再確認した。
帰り際、れもんちゃんにお見送りしてもらいながら、
「今日、電車くんの電車に乗って来たんだよ」
「そうなんだね。また電車くんに会えたんだね」
「うん。でも、電車くんとシン太郎左衛門を運転室で一緒にすると、とっても危険なんだ。必ず緊急停車が起こるんだ。二度とやっちゃいけないって、よく分かったよ」
「そうなんだね。じゃあ、電車くんの登場は今回のクチコミが最後なんだね」
「そうなると思う。本当に危険だからね」
「うん。分かった。安全第一だよね」と、れもんちゃんは、それはそれは優しく微笑んだ。
れもんちゃんは、セクシー・バニー左衛門などとは大違いで、とても賢い娘なのだった。
シン太郎左衛門と電車くん 様ありがとうございました。