口コミ│神戸・福原 ソープランド Club Royal (クラブロイヤル)
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れもん【VIP】(23)
れもん【VIP】の口コミだけ見る
投稿者:シン太郎左衛門と毛糸のパンツ様
ご来店日 2023年12月03日
我が馬鹿息子、シン太郎左衛門は武士である。「シン太郎左衛門」シリーズが、今回で何度目か、れもんちゃんの「お客様の声」をスクロールして数えようとしたが、途中で面倒臭くなって止めた。よく、まあ、こんなに書いたものだ、と我ながら呆れた。
今朝、ネット通販で買ったパンツが届いた。
「あったか毛糸パンツ(手編み風)」。箱から出すと、目の高さまで掲げて、表裏ひっくり返してみたり、様々な角度から眺めた。眩しいほどのレモンイエローだった。
「シン太郎左衛門、パンツを買ったぞ」
「なんと。拙者に何の相談もなかった」
「お前の意見を訊けば、話がややこしくなるからな」
「また、動物のプリント柄でござるか」
「違う。内側からズボンのチャックを開けて出てこい」
シン太郎左衛門がモゾモゾと顔を出した。
「ほら、これだ。あったかパンツ」
「・・・父上が、これを履くのでござるか」
「うん。最近、すっかり寒くなった。お前へのプレゼントだ」
「・・・嬉しくない」
「お前の大好きな色だ」
「拙者が大好きなのは、れもんちゃんであって、レモンイエローの毛糸のパンツを履いたオヤジはむしろ大の苦手でござる」
「まあ待て。履き心地を試してみよう」
毛糸のパンツは、想像以上に心地よい肌触りだった。
「どうだ?」
「フワフワでござる」
「肌触り、よくないか?」
「よい。フワフワ~。フワフワは、れもんちゃんでござる」
「ヌクヌクしてるだろ?」
「ヌクヌクしてござる。ヌクヌク~は、れもんちゃんでござる」
「どうだ、あったか毛糸パンツは?」
「あったか毛糸パンツは、れもんちゃんでござる」
「無礼者!『れもんちゃん』を普通名詞のように使うな」
「いや、それだけ、このあったか毛糸パンツ、気に入ってござる。これはよい。早速れもんちゃんに自慢しに行きましょうぞ」
「よし。少し早いが出掛けるか」
と、立ち上がって、リビングの飾り棚のガラスに映った自分の姿を見て、背筋が凍った。
「シン太郎左衛門、ダメだ。これはさすがに、れもんちゃんに見せられるものではない。『似合わないにも程がある』のレベルを遥かに越えている」と、毛糸パンツを脱いだ。
「うむ。フワフワ、ヌクヌクでは、ござるが、これを着こなせる成人男性は、日本には存在せぬ」
「『人気色』と書いてあったし、れもんちゃんに因む色だから、迷わず買ってしまったが、これは凄まじく不恰好だ」
「絶対れもん主義者が陥りがちな罠でござる」
「そうか・・・まあ、家で履けばいいから、いいや」
「おそらく、そのセリフ、多くの絶対れもん主義者が口にしたものでござる。ただ、拙者は、この毛糸パンツが気に入ってござる。ステキなプレゼントでござる」
「喜んでもらえれば、何よりだ」
「うむ。ちなみに、今回は31回目でござる」
「何が?」
「シン太郎左衛門シリーズ」
「そうか。お前、記憶してたか」
「違いまする。初回が5月7日、以降の日曜日の数ぐらい、軽く暗算できまする」
「そうか。俺は、クチコミを一つずつ数えようとしてた」
「父上は実にドンくさい」
「まあ、そう言うな。そうか、31回目か・・・いろんなことがあったが、これからも仲良く頑張ろうな」
「いや。拙者、最近とみに父上との音楽性の違いを感じてござる。年内には、独立して、ソロデビューを致す所存」
「独立して何するの?」
「メタル」
「メタル?」
「武士メタル。れもんちゃんへの、ちょっと切ない武士の想いをデスボイスに乗せて歌う」
「そうか、武士メタルか。今日、二度目に背筋がゾッとした。一緒に音楽をやってきた覚えはないが、確かに武士メタルは俺が許容できるジャンルではない。ぜひ独立してほしい。ちなみに、クチコミは?」
「そちらは、今まで通りで願いたい」
「そうか」
こいつ、本当に馬鹿だ、と思ったが、口には出さなかった。結局、親子揃って大馬鹿者だった。
何はともあれ、れもんちゃんは、今日も宇宙一だった。シン太郎左衛門も私も、絶対れもん主義の信念をさらに強固なものとした。
今日の感動を抑えられず、シン太郎左衛門が、帰りの電車で、前触れなく武士メタルを始めた。シン太郎左衛門のデスボイスは見事に様になっていたが、気味の悪い声で、「うお~っ」と雄叫びをあげて、「可愛い、可愛い、れもんちゃん」とやられると、今日三回目に背筋が凍り、総髪が逆立った。周りの乗客も一斉に顔をしかめた。武士メタルに限っては、音漏れするらしい。慌てて、シン太郎左衛門に止めさせた。
シン太郎左衛門と毛糸のパンツ様ありがとうございました。
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投稿者:シン太郎左衛門と毛糸のパンツ様
ご来店日 2023年12月03日
今朝、ネット通販で買ったパンツが届いた。
「あったか毛糸パンツ(手編み風)」。箱から出すと、目の高さまで掲げて、表裏ひっくり返してみたり、様々な角度から眺めた。眩しいほどのレモンイエローだった。
「シン太郎左衛門、パンツを買ったぞ」
「なんと。拙者に何の相談もなかった」
「お前の意見を訊けば、話がややこしくなるからな」
「また、動物のプリント柄でござるか」
「違う。内側からズボンのチャックを開けて出てこい」
シン太郎左衛門がモゾモゾと顔を出した。
「ほら、これだ。あったかパンツ」
「・・・父上が、これを履くのでござるか」
「うん。最近、すっかり寒くなった。お前へのプレゼントだ」
「・・・嬉しくない」
「お前の大好きな色だ」
「拙者が大好きなのは、れもんちゃんであって、レモンイエローの毛糸のパンツを履いたオヤジはむしろ大の苦手でござる」
「まあ待て。履き心地を試してみよう」
毛糸のパンツは、想像以上に心地よい肌触りだった。
「どうだ?」
「フワフワでござる」
「肌触り、よくないか?」
「よい。フワフワ~。フワフワは、れもんちゃんでござる」
「ヌクヌクしてるだろ?」
「ヌクヌクしてござる。ヌクヌク~は、れもんちゃんでござる」
「どうだ、あったか毛糸パンツは?」
「あったか毛糸パンツは、れもんちゃんでござる」
「無礼者!『れもんちゃん』を普通名詞のように使うな」
「いや、それだけ、このあったか毛糸パンツ、気に入ってござる。これはよい。早速れもんちゃんに自慢しに行きましょうぞ」
「よし。少し早いが出掛けるか」
と、立ち上がって、リビングの飾り棚のガラスに映った自分の姿を見て、背筋が凍った。
「シン太郎左衛門、ダメだ。これはさすがに、れもんちゃんに見せられるものではない。『似合わないにも程がある』のレベルを遥かに越えている」と、毛糸パンツを脱いだ。
「うむ。フワフワ、ヌクヌクでは、ござるが、これを着こなせる成人男性は、日本には存在せぬ」
「『人気色』と書いてあったし、れもんちゃんに因む色だから、迷わず買ってしまったが、これは凄まじく不恰好だ」
「絶対れもん主義者が陥りがちな罠でござる」
「そうか・・・まあ、家で履けばいいから、いいや」
「おそらく、そのセリフ、多くの絶対れもん主義者が口にしたものでござる。ただ、拙者は、この毛糸パンツが気に入ってござる。ステキなプレゼントでござる」
「喜んでもらえれば、何よりだ」
「うむ。ちなみに、今回は31回目でござる」
「何が?」
「シン太郎左衛門シリーズ」
「そうか。お前、記憶してたか」
「違いまする。初回が5月7日、以降の日曜日の数ぐらい、軽く暗算できまする」
「そうか。俺は、クチコミを一つずつ数えようとしてた」
「父上は実にドンくさい」
「まあ、そう言うな。そうか、31回目か・・・いろんなことがあったが、これからも仲良く頑張ろうな」
「いや。拙者、最近とみに父上との音楽性の違いを感じてござる。年内には、独立して、ソロデビューを致す所存」
「独立して何するの?」
「メタル」
「メタル?」
「武士メタル。れもんちゃんへの、ちょっと切ない武士の想いをデスボイスに乗せて歌う」
「そうか、武士メタルか。今日、二度目に背筋がゾッとした。一緒に音楽をやってきた覚えはないが、確かに武士メタルは俺が許容できるジャンルではない。ぜひ独立してほしい。ちなみに、クチコミは?」
「そちらは、今まで通りで願いたい」
「そうか」
こいつ、本当に馬鹿だ、と思ったが、口には出さなかった。結局、親子揃って大馬鹿者だった。
何はともあれ、れもんちゃんは、今日も宇宙一だった。シン太郎左衛門も私も、絶対れもん主義の信念をさらに強固なものとした。
今日の感動を抑えられず、シン太郎左衛門が、帰りの電車で、前触れなく武士メタルを始めた。シン太郎左衛門のデスボイスは見事に様になっていたが、気味の悪い声で、「うお~っ」と雄叫びをあげて、「可愛い、可愛い、れもんちゃん」とやられると、今日三回目に背筋が凍り、総髪が逆立った。周りの乗客も一斉に顔をしかめた。武士メタルに限っては、音漏れするらしい。慌てて、シン太郎左衛門に止めさせた。
シン太郎左衛門と毛糸のパンツ様ありがとうございました。