口コミ│神戸・福原 ソープランド Club Royal (クラブロイヤル)
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れもん【VIP】(23)
れもん【VIP】の口コミだけ見る
投稿者:シン太郎左衛門と俳句 様
ご来店日 2024年01月21日
我が馬鹿息子、シン太郎左衛門は武士である。ここしばらくは剣術の稽古もせずに、何を思ったか、この数日は俳句ばかり作っている。
今日、日曜日なのに午前中、仕事だった。仕事を済ませ、れもんちゃんに会うために神戸までの電車に乗っている間も、シン太郎左衛門は俳句を作っていた。
「俳句は楽しいか?」
「楽しいと思ったことは一度もござらぬ」
「じゃあ、なんで、そんなことをしているんだ?」
「ボケ防止」
「そうか。ボケ防止は大切だ。沢山できたか?」
「500ほど作り申した」
「俺は、年末年始、暇を持て余していたので、クチコミのネタを沢山考えたが、メモを取らなかったので、全部忘れてしまった。だから、今日投稿するクチコミのネタがない。前置きなしに、いきなり『そして、今日、れもんちゃんに会った。やっぱり宇宙一だった』とは出来ないから、お前の俳句をいくつか使わせてくれ」
「ならぬ」
「ケチなことを言うな」
「いや、ケチではござらぬ。理由がござる」
「どんな?」
「拙者の俳句は全て辞世の句でござる。時期が来るまでは、人には言えぬ」
「500個全部?」
「うむ。拙者、辞世の句しか詠まぬ」
「なんで、そんなことするの?」
「ボケ防止」
「いや・・・いいから、二つ三つ教えてくれ」
「いよいよとなれば」
「いや。そんなに待てない。それに、いよいよとなったら、俺自身が俳句を聞いてられる状態にない。今、言え」
「では、一つだけ教えて進ぜよう・・・『れもんちゃん、もっと会っときゃ、よかったな』」
「それ・・・自信作か?」
「うむ。辞世の句でござる」
「・・・『自信作』と『辞世の句』は音が似てるな」
「うむ。似てござる」
「『れもんちゃん、もっと会っときゃ、よかったな』か・・・他のも大体このレベル?」
「うむ。拙者、技巧に走ることは望まぬ。思うがままを詠ってござる。他には、『幽霊に、なっても会いたい、れもんちゃん』『幽霊に、なったら、予約が、取りにくい』」
聞いてるこっちが恥ずかしくなったが、あからさまに言えば、シン太郎左衛門の機嫌を損ねるのが目に見えていたので、「辞世の句は人目に晒してはダメなものだと、よく分かった」と婉曲に不興を伝えた。しかし、シン太郎左衛門には響かなかったようで、
「『あの世でも、思い出すのは、れもんちゃん』『れもんちゃん、お盆の予約、よろしくね』」
「もういい。もう少し楽しい話をしよう。これから、れもんちゃんに会うんだしな」
「うむ。『れもんちゃん、ふんわりふわふわ、いい匂い』『れもんちゃん、お目々ぱっちり、エロ美人』『れもんちゃんに、会うのは、いつでも、楽しみだ』」
「もう普通に喋ろう」
「いや、興が乗ってまいった。『可愛くて、みんな大好き、れもんちゃん』『れもんちゃん、メロンじゃないよ、れもんだよ』『れもんちゃんの、俳句はいくらでも、作れるよ』」
「そりゃ、そうだろ。普通に言えばいいことを、無理に五七五に押し込めようとしてるだけだ」
「『普通でない、破格の可愛さ、れもんちゃん』『れもんちゃん、ああ、れもんちゃん、れもんちゃん』・・・」
神戸駅に到着するまで、シン太郎左衛門の「俳句」は止まることがなかった。うんざりした。
そして、今日も、れもんちゃんに会った。
帰りの電車に乗ると、シン太郎左衛門は「芥川賞候補」のタスキを付けて、『れもんちゃん、今日もやっぱり、宇宙一』を皮切りに、延々と『れもんちゃん俳句』を並べ立てた。それを横目に、私はこのクチコミを書いた。
家の最寄り駅で電車を降りると、凍った夜風に思わずコートの襟を掻き寄せた。シン太郎左衛門は、「木枯らしを、梅ごちとなす、れもんかな」と言ったきり、黙ってしまった。
「満足したか?」
「結局、俳句は拙者の趣味ではござらぬ」
「そうか。もう少し早く気付けばよいものを。そもそも、にわかの俳句で、宇宙一のれもんちゃんを扱うなど無謀の極みだ」
シン太郎左衛門は、「芥川賞候補」のタスキをホームのゴミ箱に投げ捨て、「れもんちゃん音頭」を口笛で吹き始めた。
ちなみに「れもん」は秋の季語である。しかし、我々には春夏秋冬、おしなべて「れもんの季節」なのである。
シン太郎左衛門と俳句 様ありがとうございました。
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投稿者:シン太郎左衛門と俳句 様
ご来店日 2024年01月21日
今日、日曜日なのに午前中、仕事だった。仕事を済ませ、れもんちゃんに会うために神戸までの電車に乗っている間も、シン太郎左衛門は俳句を作っていた。
「俳句は楽しいか?」
「楽しいと思ったことは一度もござらぬ」
「じゃあ、なんで、そんなことをしているんだ?」
「ボケ防止」
「そうか。ボケ防止は大切だ。沢山できたか?」
「500ほど作り申した」
「俺は、年末年始、暇を持て余していたので、クチコミのネタを沢山考えたが、メモを取らなかったので、全部忘れてしまった。だから、今日投稿するクチコミのネタがない。前置きなしに、いきなり『そして、今日、れもんちゃんに会った。やっぱり宇宙一だった』とは出来ないから、お前の俳句をいくつか使わせてくれ」
「ならぬ」
「ケチなことを言うな」
「いや、ケチではござらぬ。理由がござる」
「どんな?」
「拙者の俳句は全て辞世の句でござる。時期が来るまでは、人には言えぬ」
「500個全部?」
「うむ。拙者、辞世の句しか詠まぬ」
「なんで、そんなことするの?」
「ボケ防止」
「いや・・・いいから、二つ三つ教えてくれ」
「いよいよとなれば」
「いや。そんなに待てない。それに、いよいよとなったら、俺自身が俳句を聞いてられる状態にない。今、言え」
「では、一つだけ教えて進ぜよう・・・『れもんちゃん、もっと会っときゃ、よかったな』」
「それ・・・自信作か?」
「うむ。辞世の句でござる」
「・・・『自信作』と『辞世の句』は音が似てるな」
「うむ。似てござる」
「『れもんちゃん、もっと会っときゃ、よかったな』か・・・他のも大体このレベル?」
「うむ。拙者、技巧に走ることは望まぬ。思うがままを詠ってござる。他には、『幽霊に、なっても会いたい、れもんちゃん』『幽霊に、なったら、予約が、取りにくい』」
聞いてるこっちが恥ずかしくなったが、あからさまに言えば、シン太郎左衛門の機嫌を損ねるのが目に見えていたので、「辞世の句は人目に晒してはダメなものだと、よく分かった」と婉曲に不興を伝えた。しかし、シン太郎左衛門には響かなかったようで、
「『あの世でも、思い出すのは、れもんちゃん』『れもんちゃん、お盆の予約、よろしくね』」
「もういい。もう少し楽しい話をしよう。これから、れもんちゃんに会うんだしな」
「うむ。『れもんちゃん、ふんわりふわふわ、いい匂い』『れもんちゃん、お目々ぱっちり、エロ美人』『れもんちゃんに、会うのは、いつでも、楽しみだ』」
「もう普通に喋ろう」
「いや、興が乗ってまいった。『可愛くて、みんな大好き、れもんちゃん』『れもんちゃん、メロンじゃないよ、れもんだよ』『れもんちゃんの、俳句はいくらでも、作れるよ』」
「そりゃ、そうだろ。普通に言えばいいことを、無理に五七五に押し込めようとしてるだけだ」
「『普通でない、破格の可愛さ、れもんちゃん』『れもんちゃん、ああ、れもんちゃん、れもんちゃん』・・・」
神戸駅に到着するまで、シン太郎左衛門の「俳句」は止まることがなかった。うんざりした。
そして、今日も、れもんちゃんに会った。
帰りの電車に乗ると、シン太郎左衛門は「芥川賞候補」のタスキを付けて、『れもんちゃん、今日もやっぱり、宇宙一』を皮切りに、延々と『れもんちゃん俳句』を並べ立てた。それを横目に、私はこのクチコミを書いた。
家の最寄り駅で電車を降りると、凍った夜風に思わずコートの襟を掻き寄せた。シン太郎左衛門は、「木枯らしを、梅ごちとなす、れもんかな」と言ったきり、黙ってしまった。
「満足したか?」
「結局、俳句は拙者の趣味ではござらぬ」
「そうか。もう少し早く気付けばよいものを。そもそも、にわかの俳句で、宇宙一のれもんちゃんを扱うなど無謀の極みだ」
シン太郎左衛門は、「芥川賞候補」のタスキをホームのゴミ箱に投げ捨て、「れもんちゃん音頭」を口笛で吹き始めた。
ちなみに「れもん」は秋の季語である。しかし、我々には春夏秋冬、おしなべて「れもんの季節」なのである。
シン太郎左衛門と俳句 様ありがとうございました。