口コミ│神戸・福原 ソープランド Club Royal (クラブロイヤル)
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れもん【VIP】(23)
れもん【VIP】の口コミだけ見る
投稿者:シン太郎左衛門(あるいは「日々のうたかた」) 様
ご来店日 2024年04月07日
我が馬鹿息子、シン太郎左衛門は武士である。最近も、やっぱり5時に起きて、弟子の新兵衛(クワガタ)と剣術の稽古に励んでいる。
日曜日は大事な日(れもんちゃんに会うから)なので、8時までゆっくり眠りたい。昨晩も、シン太郎左衛門によく言い聞かせていたが、夜明け前に自分の方が目を覚ましてしまい、スマホを見ると、思ったとおり5時だった。
「シン太郎左衛門、5時だぞ」と言うと、「だから、どうした」という不機嫌そうな、素っ気ない答えが返ってきた。
「お前に起こされそうな気配がして、目が覚めてしまった」
「濡れ衣もいいところでござる。拙者、気持ちよく寝てござった」
「そうか。すまん。俺の思い過ごしだった。・・・あっ、そうだ。大事なことを忘れていた」
「何を忘れておられた。まさか、れもんちゃんに係わることではござるまいな」
「違う。れもちんゃんには関係ない」
「『れもちんゃん』とな?」
「揚げ足を取るな。打ち間違えただけだ。口では、ちゃんと、『れもんちゃん』と言っただろ。大体、『れもちんゃん』なんて、どうやって発音するんだ」
「うむ。れもちんゃんに関係ない話なら、拙者には関心がない」
「鬱陶しいヤツだな。いつまでも、『れもちんゃん』を引っ張るな。エープリル・フールに金ちゃんを騙してやろうと、沢山ネタを仕込んでおいたのに、すっかり忘れていた」
「・・・実に下らぬ。呆れ果てた馬鹿オヤジでござる」
私は部屋の電気を点け、新兵衛をメゾン・ド・新兵衛から摘まみ出して布団の上に載せ、ペタリと座り込んだ。
「くそぉ。あんなに綿密な仕込みをしたのに、肝心の4月1日を普通の1日として過ごしてしまった。これだから年は取りたくない・・・でも、まあいいや。エープリル・フールでは、金ちゃんも警戒してるから、タイミングをずらした方が効果的だ。これから金ちゃん宅に襲撃をかけよう」
「・・・もう少しマシな時間の使い方があろうものを」
「俺に、マシな時間の使い方なんて、あるもんか。れもんちゃんと過ごす時間以外に、俺の人生にロクなことはない。れもんちゃんがいなければ、俺の人生は終わっている。暗黒世界だ。れもんちゃんがいなくなれば、俺の行き場のない、理由もない怒りが周りの人たちにどれだけ迷惑をかけることか、想像するだに申し訳ない気持ちになる」
「つまり、この町の平和は、れもんちゃんにかかっているということでござるな」
「そうだ。それなのに、この町の連中は、れもんちゃんにどれだけお世話になっているか理解していない。れもんちゃんに足を向けては寝れないはずなのに、今も好き勝手な方向に足を向けてグーカー寝ているに違いない。これから、街宣車で、『れもんちゃんマーチ』を大音量で流しながら町内を一周して、ヤツら全員、叩き起こしてやる」
シン太郎左衛門は、素振りをしながら、
「全くもって理不尽。そんなことをしても、れもんちゃんは喜ばぬ」
「・・・それは、そうだな。まあいい。今日のクチコミは以上だ」
「・・・父上にしては随分短いクチコミでござるな」
「前回のクチコミに、とんでもなく手こずった。日曜日の夜に書き始めて、木曜日の夕方までかかった。こんなに苦労したのは初めてだ。年度初めの多忙な時期に仕事もそっちのけで4日もかけて、あんなアホなものを書いてしまった。自己嫌悪で一杯だ。だから、今日は、手短にすると決めたのだ」
「うむ。ところで、『シン太郎左衛門』シリーズは、後1ヶ月で一周年を迎えまする」と言いながら、シン太郎左衛門は、熱心に素振りを続けている。
「・・・そうか・・・れもんちゃんは本当にとんでもない女の子だ。クチコミを書くなんて俺の性分には合わないのに、れもんちゃんに会った後は、自分の意思とは関係なく勝手に指が動いてしまう。そんな状況が一年も続いている。まるで底なし沼だ」
「燦然と輝く、宇宙一の底なし沼でござる」
そんな朝だった。
そして、今日も、れもんちゃんに会った。やっぱり宇宙一に宇宙一だった。はまれば、抜けられる訳がない。れもんちゃんの部屋の前には「はまるぞ!危険」と立て札をしておくべきだろう。
お見送りをしてもらいながら、「今回のクチコミは、事前の筋書きなしで、行き当たりバッタリに、短く書くよ」と言うと、れもんちゃんは、「うん」と燦然と輝く、宇宙一の笑顔で頷いてくれた。この笑顔もまた、一個の巨大な底なし沼だ、と思い知らされた。
こんなふうに書き終えて軽く読み直してみると、一生懸命書いたクチコミと、こんなにラフに書いたものに大きな違いがないことを知り、自己嫌悪が益々深まってしまうのであった。
シン太郎左衛門(あるいは「日々のうたかた」) 様ありがとうございました。
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投稿者:シン太郎左衛門(あるいは「日々のうたかた」) 様
ご来店日 2024年04月07日
日曜日は大事な日(れもんちゃんに会うから)なので、8時までゆっくり眠りたい。昨晩も、シン太郎左衛門によく言い聞かせていたが、夜明け前に自分の方が目を覚ましてしまい、スマホを見ると、思ったとおり5時だった。
「シン太郎左衛門、5時だぞ」と言うと、「だから、どうした」という不機嫌そうな、素っ気ない答えが返ってきた。
「お前に起こされそうな気配がして、目が覚めてしまった」
「濡れ衣もいいところでござる。拙者、気持ちよく寝てござった」
「そうか。すまん。俺の思い過ごしだった。・・・あっ、そうだ。大事なことを忘れていた」
「何を忘れておられた。まさか、れもんちゃんに係わることではござるまいな」
「違う。れもちんゃんには関係ない」
「『れもちんゃん』とな?」
「揚げ足を取るな。打ち間違えただけだ。口では、ちゃんと、『れもんちゃん』と言っただろ。大体、『れもちんゃん』なんて、どうやって発音するんだ」
「うむ。れもちんゃんに関係ない話なら、拙者には関心がない」
「鬱陶しいヤツだな。いつまでも、『れもちんゃん』を引っ張るな。エープリル・フールに金ちゃんを騙してやろうと、沢山ネタを仕込んでおいたのに、すっかり忘れていた」
「・・・実に下らぬ。呆れ果てた馬鹿オヤジでござる」
私は部屋の電気を点け、新兵衛をメゾン・ド・新兵衛から摘まみ出して布団の上に載せ、ペタリと座り込んだ。
「くそぉ。あんなに綿密な仕込みをしたのに、肝心の4月1日を普通の1日として過ごしてしまった。これだから年は取りたくない・・・でも、まあいいや。エープリル・フールでは、金ちゃんも警戒してるから、タイミングをずらした方が効果的だ。これから金ちゃん宅に襲撃をかけよう」
「・・・もう少しマシな時間の使い方があろうものを」
「俺に、マシな時間の使い方なんて、あるもんか。れもんちゃんと過ごす時間以外に、俺の人生にロクなことはない。れもんちゃんがいなければ、俺の人生は終わっている。暗黒世界だ。れもんちゃんがいなくなれば、俺の行き場のない、理由もない怒りが周りの人たちにどれだけ迷惑をかけることか、想像するだに申し訳ない気持ちになる」
「つまり、この町の平和は、れもんちゃんにかかっているということでござるな」
「そうだ。それなのに、この町の連中は、れもんちゃんにどれだけお世話になっているか理解していない。れもんちゃんに足を向けては寝れないはずなのに、今も好き勝手な方向に足を向けてグーカー寝ているに違いない。これから、街宣車で、『れもんちゃんマーチ』を大音量で流しながら町内を一周して、ヤツら全員、叩き起こしてやる」
シン太郎左衛門は、素振りをしながら、
「全くもって理不尽。そんなことをしても、れもんちゃんは喜ばぬ」
「・・・それは、そうだな。まあいい。今日のクチコミは以上だ」
「・・・父上にしては随分短いクチコミでござるな」
「前回のクチコミに、とんでもなく手こずった。日曜日の夜に書き始めて、木曜日の夕方までかかった。こんなに苦労したのは初めてだ。年度初めの多忙な時期に仕事もそっちのけで4日もかけて、あんなアホなものを書いてしまった。自己嫌悪で一杯だ。だから、今日は、手短にすると決めたのだ」
「うむ。ところで、『シン太郎左衛門』シリーズは、後1ヶ月で一周年を迎えまする」と言いながら、シン太郎左衛門は、熱心に素振りを続けている。
「・・・そうか・・・れもんちゃんは本当にとんでもない女の子だ。クチコミを書くなんて俺の性分には合わないのに、れもんちゃんに会った後は、自分の意思とは関係なく勝手に指が動いてしまう。そんな状況が一年も続いている。まるで底なし沼だ」
「燦然と輝く、宇宙一の底なし沼でござる」
そんな朝だった。
そして、今日も、れもんちゃんに会った。やっぱり宇宙一に宇宙一だった。はまれば、抜けられる訳がない。れもんちゃんの部屋の前には「はまるぞ!危険」と立て札をしておくべきだろう。
お見送りをしてもらいながら、「今回のクチコミは、事前の筋書きなしで、行き当たりバッタリに、短く書くよ」と言うと、れもんちゃんは、「うん」と燦然と輝く、宇宙一の笑顔で頷いてくれた。この笑顔もまた、一個の巨大な底なし沼だ、と思い知らされた。
こんなふうに書き終えて軽く読み直してみると、一生懸命書いたクチコミと、こんなにラフに書いたものに大きな違いがないことを知り、自己嫌悪が益々深まってしまうのであった。
シン太郎左衛門(あるいは「日々のうたかた」) 様ありがとうございました。