口コミ│神戸・福原 ソープランド Club Royal (クラブロイヤル)
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れもん【VIP】(23)
れもん【VIP】の口コミだけ見る
投稿者:富士山シン太郎左衛門(本人) 様
ご来店日 2024年04月28日
拙者、毎度お馴染みのシン太郎左衛門でござる。日頃のご交誼に心より御礼申し上げまする。
さて、今日は、月曜日、「昭和の日」の朝。時刻は10時。
拙者は古家のリビングにおった。もちろん、馬鹿オヤジも一緒でござる。
恥ずかしながら、拙者の馬鹿オヤジは、「『シン太郎左衛門』シリーズには、複数の作者がいる」という妄想に取り付かれ、「みんな仲良く順番に書くべきだ。俺は前回も前々回も書いたんだから、今回は何があっても書かない」と主張して譲らぬ。
「何を戯けたことを。それでは、昨日、宇宙一の幸せ者にしてくれた宇宙一のれもんちゃんに申し訳が立たぬ」と説得を試みたものの、頑として聞かぬ。
「そこまで言うなら、お前が書け」と、拙者にスマホを押し付けて、「くわぁ~」と大アクビをかましおった。
父上の書くクチコミは、どうにも色気がない。かくなる上は、拙者が熱気で逆上せるぐらい濃厚なクチコミの一大傑作を物してくれんと、クラブロイヤル公式サイトの「お客様の声(投稿)」のページに向かい合い、「お遊びになられた女の子の名前」として「れもんちゃん(ダイヤモンドかつ永遠の23歳)」を、岩をも砕く勢いで選択いたした。続けて、渾身の力を込めて、「そもそも、れもんちゃんのオッパイとは」と、本文に打ち込んだ刹那、父上が眠そうに眼を擦りながら、「言っとくけど、そのままズバリの描写とかすると、不掲載になるからね。折角の苦労が水の泡だよ~ん」と、猪口才にも、れもんちゃんの口調を真似て宣いおった。
くそ忌々しい馬鹿オヤジめ、と思わず愛刀の貞宗(割り箸)に手が伸びかけたが、不掲載は拙者も望まぬので、「うむ」とだけ言うて返した。
ふと、以前のクチコミに同種の展開があったことを思い出し、この先どう書いたらよいものやらと悩んでおると、笛吹きケトルが甲高い音を立て、父上は立ち上がって台所に向かい二三歩歩いたところで、「歩きにくいと思ったら、お前にスマホを渡してたんだった」とヘラヘラと笑いおった。やはりコイツ、馬鹿だった。
コーヒーを淹れると、馬鹿オヤジは、二階の書斎から平素使わぬノートパソコンを持ってきて食卓の上に置くと、「これから俺は動画サイトで久保田早紀の『異邦人』を聴く」と、無駄に厳粛かつ悲壮感漂う表情を浮かべて宣言しおった。
さらに、「『異邦人』はいい歌だ。宮本浩次のカバーも素晴らしいが、『昭和の日』の朝には、やっぱり久保田早紀のオリジナルが一番だ」と訊いてもないことをベラベラと喋り続けておる。こんな馬鹿に付き合っていたら、いつになってもクチコミが出来ぬので、無視致した。
イントロが流れ始めると、「中近東風だろ?シルクロードがテーマだからな。久保田早紀の顔は俺の好みだ。もちろん、若い頃の俺の、という意味だ。今の好みは絶対的に、れもんちゃん」と、懲りずに要らぬ解説をしてくる。
無視しておると、あろうことか馬鹿オヤジは、久保田早紀に合わせて歌い出した。
子供たちが空に向かい
両手を広げ~
振りまでつけて歌っておるが、馬鹿オヤジの音痴には、笑って許せる要素が微塵もない。それはそれは悪質な音痴でござる。拙者、危険な化学薬品を浴びせられたかのように噎せかえり、両目がヒリヒリと焼かれるような痛みに苛まれ申した。
「父上、止めてくだされ!機嫌よくネグラで休んでいた新兵衛も慌てて這い出し、苦しそうにプラスチックのケースを掻いて訴えておりまする」
「ああ、ごめん、ごめん。うっかりしていた。また近所から苦情が来るところだった」
「父上の歌は、笑い事では済まされませぬぞ。並外れた音痴の上に、妙に媚びた歌い方が度を過ごして不快でござる。実に気分が悪くなった」
「分かってるって」と、馬鹿オヤジは無責任にヘラヘラと笑っておった。実に不愉快千万、斬り殺したいという強い衝動に駆られたものの、我慢致した。理由は、ただ、そんなことをすれば、れもんちゃんに会えなくなる、それだけでござる。
宇宙一下らぬ馬鹿オヤジは放っておいて、宇宙一可愛いれもんちゃんのクチコミを早く完成させねば、とは思ったものの、毒ガスのような歌を聞かされたせいで、拙者は全身に強烈な虚脱感を覚え、スマホは拙者の手を離れてフローリングの床で乾いた音を立てたのでござる。
という訳で、今回クチコミは完成いたさなんだ。無念でござる。
最後に、父上からの告知がござる。読んでくだされ。
(次回予告)
さて、次回の『シン太郎左衛門』は、またもや最終回、「さらば新兵衛」だ。感動の名作になるように、誰かが書け。俺は書かん。
富士山シン太郎左衛門(本人) 様ありがとうございました。
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投稿者:富士山シン太郎左衛門(本人) 様
ご来店日 2024年04月28日
さて、今日は、月曜日、「昭和の日」の朝。時刻は10時。
拙者は古家のリビングにおった。もちろん、馬鹿オヤジも一緒でござる。
恥ずかしながら、拙者の馬鹿オヤジは、「『シン太郎左衛門』シリーズには、複数の作者がいる」という妄想に取り付かれ、「みんな仲良く順番に書くべきだ。俺は前回も前々回も書いたんだから、今回は何があっても書かない」と主張して譲らぬ。
「何を戯けたことを。それでは、昨日、宇宙一の幸せ者にしてくれた宇宙一のれもんちゃんに申し訳が立たぬ」と説得を試みたものの、頑として聞かぬ。
「そこまで言うなら、お前が書け」と、拙者にスマホを押し付けて、「くわぁ~」と大アクビをかましおった。
父上の書くクチコミは、どうにも色気がない。かくなる上は、拙者が熱気で逆上せるぐらい濃厚なクチコミの一大傑作を物してくれんと、クラブロイヤル公式サイトの「お客様の声(投稿)」のページに向かい合い、「お遊びになられた女の子の名前」として「れもんちゃん(ダイヤモンドかつ永遠の23歳)」を、岩をも砕く勢いで選択いたした。続けて、渾身の力を込めて、「そもそも、れもんちゃんのオッパイとは」と、本文に打ち込んだ刹那、父上が眠そうに眼を擦りながら、「言っとくけど、そのままズバリの描写とかすると、不掲載になるからね。折角の苦労が水の泡だよ~ん」と、猪口才にも、れもんちゃんの口調を真似て宣いおった。
くそ忌々しい馬鹿オヤジめ、と思わず愛刀の貞宗(割り箸)に手が伸びかけたが、不掲載は拙者も望まぬので、「うむ」とだけ言うて返した。
ふと、以前のクチコミに同種の展開があったことを思い出し、この先どう書いたらよいものやらと悩んでおると、笛吹きケトルが甲高い音を立て、父上は立ち上がって台所に向かい二三歩歩いたところで、「歩きにくいと思ったら、お前にスマホを渡してたんだった」とヘラヘラと笑いおった。やはりコイツ、馬鹿だった。
コーヒーを淹れると、馬鹿オヤジは、二階の書斎から平素使わぬノートパソコンを持ってきて食卓の上に置くと、「これから俺は動画サイトで久保田早紀の『異邦人』を聴く」と、無駄に厳粛かつ悲壮感漂う表情を浮かべて宣言しおった。
さらに、「『異邦人』はいい歌だ。宮本浩次のカバーも素晴らしいが、『昭和の日』の朝には、やっぱり久保田早紀のオリジナルが一番だ」と訊いてもないことをベラベラと喋り続けておる。こんな馬鹿に付き合っていたら、いつになってもクチコミが出来ぬので、無視致した。
イントロが流れ始めると、「中近東風だろ?シルクロードがテーマだからな。久保田早紀の顔は俺の好みだ。もちろん、若い頃の俺の、という意味だ。今の好みは絶対的に、れもんちゃん」と、懲りずに要らぬ解説をしてくる。
無視しておると、あろうことか馬鹿オヤジは、久保田早紀に合わせて歌い出した。
子供たちが空に向かい
両手を広げ~
振りまでつけて歌っておるが、馬鹿オヤジの音痴には、笑って許せる要素が微塵もない。それはそれは悪質な音痴でござる。拙者、危険な化学薬品を浴びせられたかのように噎せかえり、両目がヒリヒリと焼かれるような痛みに苛まれ申した。
「父上、止めてくだされ!機嫌よくネグラで休んでいた新兵衛も慌てて這い出し、苦しそうにプラスチックのケースを掻いて訴えておりまする」
「ああ、ごめん、ごめん。うっかりしていた。また近所から苦情が来るところだった」
「父上の歌は、笑い事では済まされませぬぞ。並外れた音痴の上に、妙に媚びた歌い方が度を過ごして不快でござる。実に気分が悪くなった」
「分かってるって」と、馬鹿オヤジは無責任にヘラヘラと笑っておった。実に不愉快千万、斬り殺したいという強い衝動に駆られたものの、我慢致した。理由は、ただ、そんなことをすれば、れもんちゃんに会えなくなる、それだけでござる。
宇宙一下らぬ馬鹿オヤジは放っておいて、宇宙一可愛いれもんちゃんのクチコミを早く完成させねば、とは思ったものの、毒ガスのような歌を聞かされたせいで、拙者は全身に強烈な虚脱感を覚え、スマホは拙者の手を離れてフローリングの床で乾いた音を立てたのでござる。
という訳で、今回クチコミは完成いたさなんだ。無念でござる。
最後に、父上からの告知がござる。読んでくだされ。
(次回予告)
さて、次回の『シン太郎左衛門』は、またもや最終回、「さらば新兵衛」だ。感動の名作になるように、誰かが書け。俺は書かん。
富士山シン太郎左衛門(本人) 様ありがとうございました。