口コミ│神戸・福原 ソープランド Club Royal (クラブロイヤル)
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れもん【VIP】(23)
れもん【VIP】の口コミだけ見る
投稿者:シン太郎左衛門と「宇宙一」の証明 様
ご来店日 2024年06月30日
我が馬鹿息子、シン太郎左衛門は武士である。どうしようもなく怠け者の穀潰しである。
今日は日曜日、れもんちゃんに会う日。
朝9時に目を覚ますと、シティ・ヘブンのれもんちゃんのページで新しい動画を繰り返し見ては、胸の中で「今回の動画は、大変によく出来ている。もちろん実物には及ばないが、自然な表情とか、れもんちゃんの良さが引き出せている。れもんちゃんは、やはり素晴らしい」と呟き、深々と頷いた。
いつまでも、動画ばかり見てもいられないので、朝御飯の用意をして、新聞を取りに表に出た。最近、近所に引っ越してきたMさんの家のお爺ちゃんが犬の散歩をしていた。
「あっ、Mさんのうちのお爺ちゃんだ!」と言うと、シン太郎左衛門は気のない様子で、「そんな嬉しそうに声を上げるほどの人物でござるか?」
「お前も見てみろ。Mさんのお爺ちゃんは一見の価値があるぞ。ツルっ禿げで無帽で眼鏡もしていない。でんでん虫みたいにのんびりと歩いているし、むっちゃツルンとしてノメ~っとした顔してるから、真面目に観察しないと、正面から見ているのか、後ろ姿なのか区別が付かん」
「そんなことがありまするか」
「ある。今も遠目に俺が見ているのが、お爺ちゃんの顔面なのか、後頭部なのか、全然分からない・・・って、冗談のつもりで言っていたが、実際、前後ろの区別がつかん。こんなことって、本当にあるんだな」
「・・・単に、加齢による視力の衰えでござろう」と、シン太郎左衛門は吐き捨てるように言った。
確かに日々衰えを感じる。れもんちゃんだけが、私の支えだった。
新聞の日曜版は読み応えがない。トーストを噛りながら斜め読みをしたが、れもんちゃんの動画がリニューアルされたという大事件の記事もないし、すぐに放り出した。代わりに、昨日から読みかけの本を手に取った。
「父上、最近よく本を読んでおられまするな。小説でござるか」
「小説なんて国語の教科書以外で読んだ記憶がない。俺はフィクションが嫌いだからな」
「確かに『シン太郎左衛門』シリーズは、ノンフィクションでござる」
「・・・お前、それ、嫌味で言ってるだろ?真面目な話、『シン太郎左衛門』シリーズは、『れもんちゃんは宇宙一に宇宙一であること』の、数学的に厳密な証明を目指して書かれているのだ。しかし、筆者の真摯な想いにもかかわらず、毎回、変な武士が登場して、ぶち壊す。本来、『シン太郎左衛門』シリーズに、シン太郎左衛門は出て来てはならんのだ」
「では、金ちゃんなら出て来てよいのでござるか」
「金ちゃんもダメだ。当然Mさんのうちのお爺ちゃんもダメだ。こういう連中がいるから、話がおかしくなる。『シン太郎左衛門』シリーズは数式だけを使って、『れもんちゃんの宇宙一性』を証明することに徹するべきなのだ」
「なるほど。流石は、ホカホカのカイロ大学数学科の主席卒業者の言うことは違いまするな」
「また嫌味なことを言いやがって。俺は確かに数学科の卒業だが、本当は最低の成績で、お情けで卒業させてもらったのだ。もちろんカイロ大学なんて嘘だ。そもそも、このジメジメとクソ暑い日に、カイロだのコタツだの鍋焼きうどんだの、暑苦しいものの名前を出すな」
「うむ。畏まってござる」
「それにしても、今日はジメジメとして暑いなぁ。早くれもんちゃんに会わなければ、やってられん」
「うむ。れもんちゃんは爽やかで涼やかでござる」
「そうだ。それに、れもんちゃんとだと暑苦しいことをするのも大変楽しい」
「うむ。『エアコンの壊れた二畳足らずの個室で、全裸の力士10人と朝までカラオケ』という状況とは雲泥の差でござる」
「・・・そんな状況になったことがあるのか?」
「ない」
「そんなら言うな。そんな馬鹿なことを聞いたせいで暑さが増した」
というような下らない話をした後、れもんちゃんに会いに行った。
れもんちゃんは、やはり宇宙一に宇宙一だった。新しい動画が素敵だと言うと、れもんちゃんは「うん、頑張った」と、それはそれは素敵な笑顔を浮かべるのだった。
(証明終わり)
シン太郎左衛門と「宇宙一」の証明 様ありがとうございました。
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投稿者:シン太郎左衛門と「宇宙一」の証明 様
ご来店日 2024年06月30日
今日は日曜日、れもんちゃんに会う日。
朝9時に目を覚ますと、シティ・ヘブンのれもんちゃんのページで新しい動画を繰り返し見ては、胸の中で「今回の動画は、大変によく出来ている。もちろん実物には及ばないが、自然な表情とか、れもんちゃんの良さが引き出せている。れもんちゃんは、やはり素晴らしい」と呟き、深々と頷いた。
いつまでも、動画ばかり見てもいられないので、朝御飯の用意をして、新聞を取りに表に出た。最近、近所に引っ越してきたMさんの家のお爺ちゃんが犬の散歩をしていた。
「あっ、Mさんのうちのお爺ちゃんだ!」と言うと、シン太郎左衛門は気のない様子で、「そんな嬉しそうに声を上げるほどの人物でござるか?」
「お前も見てみろ。Mさんのお爺ちゃんは一見の価値があるぞ。ツルっ禿げで無帽で眼鏡もしていない。でんでん虫みたいにのんびりと歩いているし、むっちゃツルンとしてノメ~っとした顔してるから、真面目に観察しないと、正面から見ているのか、後ろ姿なのか区別が付かん」
「そんなことがありまするか」
「ある。今も遠目に俺が見ているのが、お爺ちゃんの顔面なのか、後頭部なのか、全然分からない・・・って、冗談のつもりで言っていたが、実際、前後ろの区別がつかん。こんなことって、本当にあるんだな」
「・・・単に、加齢による視力の衰えでござろう」と、シン太郎左衛門は吐き捨てるように言った。
確かに日々衰えを感じる。れもんちゃんだけが、私の支えだった。
新聞の日曜版は読み応えがない。トーストを噛りながら斜め読みをしたが、れもんちゃんの動画がリニューアルされたという大事件の記事もないし、すぐに放り出した。代わりに、昨日から読みかけの本を手に取った。
「父上、最近よく本を読んでおられまするな。小説でござるか」
「小説なんて国語の教科書以外で読んだ記憶がない。俺はフィクションが嫌いだからな」
「確かに『シン太郎左衛門』シリーズは、ノンフィクションでござる」
「・・・お前、それ、嫌味で言ってるだろ?真面目な話、『シン太郎左衛門』シリーズは、『れもんちゃんは宇宙一に宇宙一であること』の、数学的に厳密な証明を目指して書かれているのだ。しかし、筆者の真摯な想いにもかかわらず、毎回、変な武士が登場して、ぶち壊す。本来、『シン太郎左衛門』シリーズに、シン太郎左衛門は出て来てはならんのだ」
「では、金ちゃんなら出て来てよいのでござるか」
「金ちゃんもダメだ。当然Mさんのうちのお爺ちゃんもダメだ。こういう連中がいるから、話がおかしくなる。『シン太郎左衛門』シリーズは数式だけを使って、『れもんちゃんの宇宙一性』を証明することに徹するべきなのだ」
「なるほど。流石は、ホカホカのカイロ大学数学科の主席卒業者の言うことは違いまするな」
「また嫌味なことを言いやがって。俺は確かに数学科の卒業だが、本当は最低の成績で、お情けで卒業させてもらったのだ。もちろんカイロ大学なんて嘘だ。そもそも、このジメジメとクソ暑い日に、カイロだのコタツだの鍋焼きうどんだの、暑苦しいものの名前を出すな」
「うむ。畏まってござる」
「それにしても、今日はジメジメとして暑いなぁ。早くれもんちゃんに会わなければ、やってられん」
「うむ。れもんちゃんは爽やかで涼やかでござる」
「そうだ。それに、れもんちゃんとだと暑苦しいことをするのも大変楽しい」
「うむ。『エアコンの壊れた二畳足らずの個室で、全裸の力士10人と朝までカラオケ』という状況とは雲泥の差でござる」
「・・・そんな状況になったことがあるのか?」
「ない」
「そんなら言うな。そんな馬鹿なことを聞いたせいで暑さが増した」
というような下らない話をした後、れもんちゃんに会いに行った。
れもんちゃんは、やはり宇宙一に宇宙一だった。新しい動画が素敵だと言うと、れもんちゃんは「うん、頑張った」と、それはそれは素敵な笑顔を浮かべるのだった。
(証明終わり)
シン太郎左衛門と「宇宙一」の証明 様ありがとうございました。