口コミ│神戸・福原 ソープランド Club Royal (クラブロイヤル)
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れもん【VIP】(23)
れもん【VIP】の口コミだけ見る
投稿者:シン太郎左衛門、酔って候 様
ご来店日 2024年08月04日
我が馬鹿息子、シン太郎左衛門は武士である。近所の歯科医院で受付のアルバイトを募集中と知り、勇んで毛筆を揮って志望理由書を書いている最中に、その歯科医院から「志望理由書が酷すぎるから不採用」との電話がかかってきて、周りをキョロキョロ見回している、そういうタイプの武士である。
先週の金曜日、遅くまで仕事だったが、翌日の土曜日は休みだった。帰宅して、シャワーを浴びると、シン太郎左衛門に、「明後日は、れもんちゃんに会う大事な日だ。明日は1日寝て過ごして、明後日に備えよう」
「うむ。暑いし、それがよかろう。拙者、バイトを探しておるが、中々上手く行かぬ。明日もやることがない」
「ついては、これから家呑みをする」
「父上が家で酒類を口にするとは珍しい。どういった風の吹き回しでござるか。養命酒でも呑みまするか」
「違う。明日何もしないと決めたら、普段やらないことをしたくなった。超高級なウィスキーを飲む。去年の暮れ、我が社の忘年会のビンゴ大会で当たったものだ。一等だというから小躍りして喜んだのに、賞品がウィスキーと知ってガッカリした。超高級なんて恩着せがましく言われても、普段全く酒を飲まん俺には何の有り難みもない。『重くて持ち帰るのが面倒なだけだから、末等の駄菓子の詰め合わせに代えてくれ』と頼んだのに聞いてもらえんかった。その日以来ずっと放置してきた超高級ウィスキーを飲む」
「うむ。勝手に呑まれよ。拙者は巻き込まれたくない」
「一緒に呑もう」
「嫌でござる。隣の金ちゃんでも誘えばよい」
「金ちゃんはダメなんだ。あいつは体質的にアルコールを受け付けん。小学校のとき、おばあちゃんの飲みかけの養命酒がお猪口に微かに残っていたのを飲んで、急性アルコール中毒で救急車が呼ばれたらしい」
「金ちゃんは実に使えぬヤツでござる。しかし、拙者も酒は呑めん。そもそも口がない」
「え?そのオシッコが出る穴は口じゃなかったの?」
「違う。どこの誰が口からオシッコをしまするか。どちらかと言えば、鼻の穴に近い何かでござる」
「そうだったのか・・・と言って、鼻の穴からオシッコをするヤツも知らんけどな。まあいい。とにかく高級ウィスキーを呑むぞ」
シャワーから出たままの姿、つまり、全裸で肩にバスタオルを掛けただけの格好で、ツマミ(茹で卵)を用意した。
「よし。それでは始めよう」と、私はウィスキーの栓を抜いて、グラスにほんの少しだけ注いだ。
「シン太郎左衛門、お前もストレートでいいか?」
「拙者は呑まん。正確には、『呑めん』」
「格好だけでいいから付き合え」と言ったものの、実際どのように「付き合わせ」たらよいのか分からなかった。
「あっ、そうだ。こうしよう」
私はティッシュを二、三枚取って、グラスのウィスキーを染み込ませて、シン太郎左衛門にペタッと被せた。
「なにをする!」とシン太郎左衛門は怒り出した。
「新兵衛の砂糖水と同じ理屈だ。適当にチューチューと吸え」
シン太郎左衛門は「なんとも嫌な臭いでござる。外してくだされ!」とか喚いていたが、無視してグラスを手にとり、琥珀色の液体を少しばかり口に含んでみた。
「う~ん、舌が焼ける。これのどこが超高級なのか全く分からんな。しょせんウィスキーは俺の好みではない」と、後は卵ばかりモシャモシャと食べていた。茹で卵を6個食べ終えると「こんなこと、ちっとも面白くない。以上で飲み会を終了とする」とシン太郎左衛門からティッシュを剥がすと、ヤツの目はすっかり据わっていた。
「シン太郎左衛門・・・随分と呑んだな」
シン太郎左衛門は真っ赤な顔で酒臭い息を吐きながら、「父上、『れもんちゃんダンス』を踊ってよろしいか」
「いや・・・止めておいた方がいいぞ。とてもダンスが出来る状態には見えん」
「なに!誰が『ダンスをする』と言った!」
「・・・お前がだよ」
「拙者、ダンスなどせぬ。『れもんちゃんダンス』を踊ると言ったばかりでござる。『れもんちゃんダンス』はダンスではない。『れもんちゃんダンス』は、むしろ、れもんちゃんでござる」
「・・・ごめん。なに言ってるか、全然分かんない」
「なにっ!れもんちゃんファンを騙る変態オヤジめ!貴様に、れもんちゃんの何が分かる!そもそも、れもんちゃんは・・・れもんちゃんは・・・」と、シン太郎左衛門は突然ポロポロと落涙し、「れもんちゃ~ん!!」と叫んだ。
酔っ払ったシン太郎左衛門は本当に始末に負えなかった。怒り上戸で、泣き上戸で、とにかく面倒臭かった。全く理解できない理由で長々と説教をされた。
「分かった、分かった。俺だって、れもんちゃんの素晴らしさは十分分かってるって」
「いや、足らん。全くもって、れもんちゃんに関する理解が足らん。れもんちゃんに申し訳が立たん。今すぐ腹を切りなされ・・・いや、父上は武士でないから腹を切るのは筋違い。それよりも、父上、これから、れもんちゃんに会いに行きましょう」
「無理だな。れもんちゃんは、ふと思い付いて会いに行けるような女の子ではない。一週間前に予約を取れてなければ、まず会えない」
「そんなことは言われずとも、知っておる。福原小学校の子供たちでも知っておる。で、父上は、この状況を見越して、ちゃんと予約を取っておいてくれたのでござろうな」
「いや、取ってない。こんなことになるなんて予測できなかったからな。それにもう12時過ぎだ。クラブロイヤルの営業時間は終わっている」
「なんと、これだから馬鹿オヤジは困る。れもんちゃんは宇宙一に宇宙一でござるぞ」
「知ってる。そんなことは福原小学校のみんなも知ってる」
「情けない・・・こんな夜に、れもんちゃんに会えないとは・・・れもんちゃ~ん!!・・・れもんちゃ~ん!!」
隣の家で、ラッピーが一声、ワワンっと吠えた。「うるさいよ。さっさと寝なさい」というお叱りだろうが、シン太郎左衛門はなおも声を限りに、「れもんちゃ~ん!!」と絶叫し続けた。
当然ながら、私は、二度とコイツにはアルコールを勧めまいと固く誓うのであった。
そして、今日は日曜日。れもんちゃんに会った。
こんなに可愛くて、気立てのよい女の子が本当に存在していいのだろうか?と心配になるほど、可愛くて気立てがよかった。危険なまでに宇宙一に宇宙一だった。
ところで、れもんちゃんが宇宙一に宇宙一であることは、20世紀の初頭、かのアインシュタインによって理論的にも証明されているが、その時点では、れもんちゃんがまだ生まれていなかったため、アインシュタインはこの偉大な発見の公表を見送った。もし、発表していれば、その功績をもって、アインシュタインは生涯2回目のノーベル物理学賞を受賞していたことは、その界隈の学術関係者の間では比較的よく知られたことなのである。
シン太郎左衛門、酔って候 様ありがとうございました。
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投稿者:シン太郎左衛門、酔って候 様
ご来店日 2024年08月04日
先週の金曜日、遅くまで仕事だったが、翌日の土曜日は休みだった。帰宅して、シャワーを浴びると、シン太郎左衛門に、「明後日は、れもんちゃんに会う大事な日だ。明日は1日寝て過ごして、明後日に備えよう」
「うむ。暑いし、それがよかろう。拙者、バイトを探しておるが、中々上手く行かぬ。明日もやることがない」
「ついては、これから家呑みをする」
「父上が家で酒類を口にするとは珍しい。どういった風の吹き回しでござるか。養命酒でも呑みまするか」
「違う。明日何もしないと決めたら、普段やらないことをしたくなった。超高級なウィスキーを飲む。去年の暮れ、我が社の忘年会のビンゴ大会で当たったものだ。一等だというから小躍りして喜んだのに、賞品がウィスキーと知ってガッカリした。超高級なんて恩着せがましく言われても、普段全く酒を飲まん俺には何の有り難みもない。『重くて持ち帰るのが面倒なだけだから、末等の駄菓子の詰め合わせに代えてくれ』と頼んだのに聞いてもらえんかった。その日以来ずっと放置してきた超高級ウィスキーを飲む」
「うむ。勝手に呑まれよ。拙者は巻き込まれたくない」
「一緒に呑もう」
「嫌でござる。隣の金ちゃんでも誘えばよい」
「金ちゃんはダメなんだ。あいつは体質的にアルコールを受け付けん。小学校のとき、おばあちゃんの飲みかけの養命酒がお猪口に微かに残っていたのを飲んで、急性アルコール中毒で救急車が呼ばれたらしい」
「金ちゃんは実に使えぬヤツでござる。しかし、拙者も酒は呑めん。そもそも口がない」
「え?そのオシッコが出る穴は口じゃなかったの?」
「違う。どこの誰が口からオシッコをしまするか。どちらかと言えば、鼻の穴に近い何かでござる」
「そうだったのか・・・と言って、鼻の穴からオシッコをするヤツも知らんけどな。まあいい。とにかく高級ウィスキーを呑むぞ」
シャワーから出たままの姿、つまり、全裸で肩にバスタオルを掛けただけの格好で、ツマミ(茹で卵)を用意した。
「よし。それでは始めよう」と、私はウィスキーの栓を抜いて、グラスにほんの少しだけ注いだ。
「シン太郎左衛門、お前もストレートでいいか?」
「拙者は呑まん。正確には、『呑めん』」
「格好だけでいいから付き合え」と言ったものの、実際どのように「付き合わせ」たらよいのか分からなかった。
「あっ、そうだ。こうしよう」
私はティッシュを二、三枚取って、グラスのウィスキーを染み込ませて、シン太郎左衛門にペタッと被せた。
「なにをする!」とシン太郎左衛門は怒り出した。
「新兵衛の砂糖水と同じ理屈だ。適当にチューチューと吸え」
シン太郎左衛門は「なんとも嫌な臭いでござる。外してくだされ!」とか喚いていたが、無視してグラスを手にとり、琥珀色の液体を少しばかり口に含んでみた。
「う~ん、舌が焼ける。これのどこが超高級なのか全く分からんな。しょせんウィスキーは俺の好みではない」と、後は卵ばかりモシャモシャと食べていた。茹で卵を6個食べ終えると「こんなこと、ちっとも面白くない。以上で飲み会を終了とする」とシン太郎左衛門からティッシュを剥がすと、ヤツの目はすっかり据わっていた。
「シン太郎左衛門・・・随分と呑んだな」
シン太郎左衛門は真っ赤な顔で酒臭い息を吐きながら、「父上、『れもんちゃんダンス』を踊ってよろしいか」
「いや・・・止めておいた方がいいぞ。とてもダンスが出来る状態には見えん」
「なに!誰が『ダンスをする』と言った!」
「・・・お前がだよ」
「拙者、ダンスなどせぬ。『れもんちゃんダンス』を踊ると言ったばかりでござる。『れもんちゃんダンス』はダンスではない。『れもんちゃんダンス』は、むしろ、れもんちゃんでござる」
「・・・ごめん。なに言ってるか、全然分かんない」
「なにっ!れもんちゃんファンを騙る変態オヤジめ!貴様に、れもんちゃんの何が分かる!そもそも、れもんちゃんは・・・れもんちゃんは・・・」と、シン太郎左衛門は突然ポロポロと落涙し、「れもんちゃ~ん!!」と叫んだ。
酔っ払ったシン太郎左衛門は本当に始末に負えなかった。怒り上戸で、泣き上戸で、とにかく面倒臭かった。全く理解できない理由で長々と説教をされた。
「分かった、分かった。俺だって、れもんちゃんの素晴らしさは十分分かってるって」
「いや、足らん。全くもって、れもんちゃんに関する理解が足らん。れもんちゃんに申し訳が立たん。今すぐ腹を切りなされ・・・いや、父上は武士でないから腹を切るのは筋違い。それよりも、父上、これから、れもんちゃんに会いに行きましょう」
「無理だな。れもんちゃんは、ふと思い付いて会いに行けるような女の子ではない。一週間前に予約を取れてなければ、まず会えない」
「そんなことは言われずとも、知っておる。福原小学校の子供たちでも知っておる。で、父上は、この状況を見越して、ちゃんと予約を取っておいてくれたのでござろうな」
「いや、取ってない。こんなことになるなんて予測できなかったからな。それにもう12時過ぎだ。クラブロイヤルの営業時間は終わっている」
「なんと、これだから馬鹿オヤジは困る。れもんちゃんは宇宙一に宇宙一でござるぞ」
「知ってる。そんなことは福原小学校のみんなも知ってる」
「情けない・・・こんな夜に、れもんちゃんに会えないとは・・・れもんちゃ~ん!!・・・れもんちゃ~ん!!」
隣の家で、ラッピーが一声、ワワンっと吠えた。「うるさいよ。さっさと寝なさい」というお叱りだろうが、シン太郎左衛門はなおも声を限りに、「れもんちゃ~ん!!」と絶叫し続けた。
当然ながら、私は、二度とコイツにはアルコールを勧めまいと固く誓うのであった。
そして、今日は日曜日。れもんちゃんに会った。
こんなに可愛くて、気立てのよい女の子が本当に存在していいのだろうか?と心配になるほど、可愛くて気立てがよかった。危険なまでに宇宙一に宇宙一だった。
ところで、れもんちゃんが宇宙一に宇宙一であることは、20世紀の初頭、かのアインシュタインによって理論的にも証明されているが、その時点では、れもんちゃんがまだ生まれていなかったため、アインシュタインはこの偉大な発見の公表を見送った。もし、発表していれば、その功績をもって、アインシュタインは生涯2回目のノーベル物理学賞を受賞していたことは、その界隈の学術関係者の間では比較的よく知られたことなのである。
シン太郎左衛門、酔って候 様ありがとうございました。