口コミ│神戸・福原 ソープランド Club Royal (クラブロイヤル)
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れもん【VIP】(23)
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投稿者:シン太郎左衛門(あるいは「見知らぬ隣人」) 様
ご来店日 2024年08月11日
我が馬鹿息子、シン太郎左衛門は武士である。理由は知らないが、ここ最近ずっとアルバイトを探している。当然のことながら、上手く行かない。先日も居酒屋チェーンから不採用の通知を受けて、凹んでいる。「ホールは無理でも厨房なら行けると思っておったが・・・」と、世の中を舐めた発言をしていた。
さて、昨日の土曜日から職場は9日間の盆休みに入った。しばらく職場に行かなくてよい解放感も手伝って、目覚ましもかけず、グーグー寝ていたが、10時前には暑くて目を覚ました。
親子揃って、「暑い!」と声を上げて寝床から飛び出した。
「なんて暑いんだ!この地球は、俺に何か恨みでもあるのか?」
「父上、エアコンを入れましょうぞ」
「うん・・・いや、待て。今日から盆休みだ。9連休の間、毎日エアコンをガンガンかけて暮らすのは、いくらなんでも電気代が勿体ない。盆休みは、隣の家で過ごそう」
「実にド厚かましい話でござるな」
リュックサックに替えの下着と本を数冊詰めて、背負うと、
「準備完了だ。行こう」
「うむ。金ちゃんに会うのは久しぶり。この4ヶ月ほど会っておりませぬな・・・父上、枕は?」
「おっ、そうだ。忘れるところだった。俺は枕が変わると寝れんからな」
外はお日様が暴れまわっていたので、馬鹿みたいに暑かった。照り付ける日差しの中、枕を小脇に抱え、隣の家のインターホンを鳴らした。
「どちら様ですか?」と金ちゃんの声がしたので、「俺だ」と答えて、門を開けて家の敷地に入って行った。
玄関のドアが開いたので、金ちゃんが顔を出すのかと思いきや、ドアの隙間から覗いた顔は想像していたものではなかった。
「おっ、お前は、誰だ!」と思わず叫んでしまった。
「僕は・・・オジさんが言うところの『金ちゃん』です」
「なんだと?嘘を言うな。お前のどこが、金ちゃんだ。金ちゃんはデブだ。長年の不規則な睡眠とだらしない食生活が産み出したデブの傑作だ」
「ここ半年ほど、毎朝5時に起きて、剣道の稽古をしてたら、こんなになってしまいました」
「ふん、そんな嘘に騙されるもんか!引き締まった体型だけじゃない。顔が全然違うじゃないか。お前は、今では死語となった『ジャニーズ風』の、爽やかなイケメンだ。金ちゃんは満月のような丸顔だ。お前は眼鏡もかけてないし、明らかに別人だ」
「痩せすぎて、眼鏡がズレるようになったから、コンタクトにしました」
「うっ・・・確かに、声と話し方は金ちゃんだな。だが、俺は認めん!金ちゃんパパと金ちゃんママは、どこだ?」
「父さんと母さんは、お盆で和歌山の親戚の家に行ってます」
「やっぱりそうだ!お前、金ちゃん一家に何をした?殺したな。目的はなんだ?」
「いやいや」
「何が『いやいや』だ。目的は分かってぞ。金ちゃん一家に成りすまし、俺を騙して、れもんちゃんの秘密を聞き出す積もりだろ!貴様は、れもんちゃんの特殊能力を使って世界制服を狙うテロリスト集団の一味だ!」
「オジさんのメインテーマは、相変わらず、『れもんちゃん』ですね」
「当然だ・・・お前が手に持ってるのは何だ!」
「これ?モンちゃんのオヤツのチュールです」
「チュール型のスタンガンだな!」
「・・・オジさん、暑いし蚊が入るから、早く中に入ってください」
「・・・うん、そうしてやろう。言っておくが、俺は、れもんちゃんの秘密について、何一つ知らんからな。俺が知っているのは、『れもんちゃんには可愛い秘密が沢山ある』ということだけだ。どれだけ拷問しても、それ以上のことは引き出せんぞ」
そう言いながら、私とシン太郎左衛門は危険を承知で金ちゃん宅に足を踏み入れた。
エアコンが効いたリビングに招き入れられて、アイスコーヒーを供された。そんな気の効いた振る舞いは、金ちゃんらしくなかったが、挨拶に来たラッピーは、やはり美しかった。
「オジさんは、ブラックでしたよね」と言ったスリムなイケメンの足元に、妖しい色気を発する美しいキジトラ猫が纏わりついていた。
「モンちゃん、チュールの続きを上げるね」とイケメンはしゃがんだ。
「大人の女の色気を発散する、この猫がモンちゃんか?・・・子猫の面影が、すっかりなくなってしまった・・・」
「前に会ってときから4ヶ月経ってますよね。すっかり美人さんになったでしょ」
「うん・・・れもんちゃんには到底太刀打ち出来んが、猫としてはかなりのものだ」
モンちゃんは無心にオヤツを舐めていた。
「しかし、お前、本当に見違えてしまったぞ。今では死語となった『ジャニーズ』・・・いや、若い頃の福山雅治にそっくりだ」
「そうですか?」
「まるで悪夢を見てるようだ・・・お前は、もう金ちゃんではない」
金ちゃんの「成れの果て」は、爽やかな笑みを浮かべて、「もう金ちゃんじゃないのかぁ・・・なんか寂しいですね。『金ちゃん』じゃなく『銀ちゃん』ですか?」
「何だと?下らん!『金ちゃんじゃなくて銀ちゃん』なんて、恥を知れ!お前のような下らんことを言うヤツには、シルバーやブロンズでも勿体ない。お前なんて、メタンガスだ。これから、お前を『メタン君』と呼ぶ。ちなみに、れもんちゃんは、ダイヤモンドだ」
福山雅治似のメタン君は、ヘラヘラと笑うだけだった。
「ところで、この部屋、エアコンが効いてるか?段々暑くなってきた気がする」
「はい。26度に設定してますよ」
「嘘を吐け!どんどん室温が上がって、息苦しくなってきた。お前、本当に世界制服を目論むテロリストの一味だろ。こんな陰湿な拷問にかけても、俺は、れもんちゃんの秘密なんて知らんから、何も話すことはない」
「僕がテロリストに見えますか?」
「いや、見えん。そもそも俺が一目でそれと見抜けるようなマヌケなテロリストなんているもんか。そんなことはどうでもいい。俺が、このクソ暑い部屋の淀んで重い空気に逆らってでも言いたいことは、ただ一つ。れもんちゃんのマジカルパワーを悪用するなんて無理だ、ということだ。れもんちゃんのマジカルパワーは、どんな使い方をしても世界がドンドン幸せに満ちて平和になってしまうのだ!!」
拳を激しく上下させながら、そんな熱弁を振るっていると、
「何をぐちゃぐちゃ言っておる!さっさと起きて、エアコンを入れてくだされ!」と、シン太郎左衛門の声がした。
目が覚めた。夢を見ていたのだ。全身汗まみれだった。
「大変に嫌な夢を見た」
「そんなことより早くエアコンを頼みまする」
「分かった」と、リモコンに手を伸ばした。ピッ、ピッと音を立て、エアコンが動き出した。
「いやぁ、実に気分が悪い夢だった。シン太郎左衛門、知ってたか?福山雅治と一つ部屋で過ごすのは、本当に居心地が悪いんだぞ」
「何の話でござるか」
「・・・まあいいや。元々、俺たちにとって、居心地のいい場所は、れもんちゃんのところしかないんだしな」
そして、翌日、日曜日。れもんちゃんに会いに行った。れもんちゃんは、やはり宇宙一に宇宙一で、れもんちゃんのいる場所は、やはり宇宙一に宇宙一の天国であった。エアコンも、ちょうどいい具合に効いていた。
帰り際、れもんちゃんに「今回のクチコミは夢の話でいい?」と訊くと、
「うん、いいよ。去年の夏も、夢のお話が一杯だったね」と、それはそれは可愛い笑顔を浮かべてくれるのであった。
確かに、れもんちゃんの言うとおりだった。しかし、実は、れもんちゃんの存在自体が素敵すぎる夢のようなものだから、『シン太郎左衛門』シリーズは、程度の多少はあれ、すべて夢の話なのである。
シン太郎左衛門(あるいは「見知らぬ隣人」) 様ありがとうございました。
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投稿者:シン太郎左衛門(あるいは「見知らぬ隣人」) 様
ご来店日 2024年08月11日
さて、昨日の土曜日から職場は9日間の盆休みに入った。しばらく職場に行かなくてよい解放感も手伝って、目覚ましもかけず、グーグー寝ていたが、10時前には暑くて目を覚ました。
親子揃って、「暑い!」と声を上げて寝床から飛び出した。
「なんて暑いんだ!この地球は、俺に何か恨みでもあるのか?」
「父上、エアコンを入れましょうぞ」
「うん・・・いや、待て。今日から盆休みだ。9連休の間、毎日エアコンをガンガンかけて暮らすのは、いくらなんでも電気代が勿体ない。盆休みは、隣の家で過ごそう」
「実にド厚かましい話でござるな」
リュックサックに替えの下着と本を数冊詰めて、背負うと、
「準備完了だ。行こう」
「うむ。金ちゃんに会うのは久しぶり。この4ヶ月ほど会っておりませぬな・・・父上、枕は?」
「おっ、そうだ。忘れるところだった。俺は枕が変わると寝れんからな」
外はお日様が暴れまわっていたので、馬鹿みたいに暑かった。照り付ける日差しの中、枕を小脇に抱え、隣の家のインターホンを鳴らした。
「どちら様ですか?」と金ちゃんの声がしたので、「俺だ」と答えて、門を開けて家の敷地に入って行った。
玄関のドアが開いたので、金ちゃんが顔を出すのかと思いきや、ドアの隙間から覗いた顔は想像していたものではなかった。
「おっ、お前は、誰だ!」と思わず叫んでしまった。
「僕は・・・オジさんが言うところの『金ちゃん』です」
「なんだと?嘘を言うな。お前のどこが、金ちゃんだ。金ちゃんはデブだ。長年の不規則な睡眠とだらしない食生活が産み出したデブの傑作だ」
「ここ半年ほど、毎朝5時に起きて、剣道の稽古をしてたら、こんなになってしまいました」
「ふん、そんな嘘に騙されるもんか!引き締まった体型だけじゃない。顔が全然違うじゃないか。お前は、今では死語となった『ジャニーズ風』の、爽やかなイケメンだ。金ちゃんは満月のような丸顔だ。お前は眼鏡もかけてないし、明らかに別人だ」
「痩せすぎて、眼鏡がズレるようになったから、コンタクトにしました」
「うっ・・・確かに、声と話し方は金ちゃんだな。だが、俺は認めん!金ちゃんパパと金ちゃんママは、どこだ?」
「父さんと母さんは、お盆で和歌山の親戚の家に行ってます」
「やっぱりそうだ!お前、金ちゃん一家に何をした?殺したな。目的はなんだ?」
「いやいや」
「何が『いやいや』だ。目的は分かってぞ。金ちゃん一家に成りすまし、俺を騙して、れもんちゃんの秘密を聞き出す積もりだろ!貴様は、れもんちゃんの特殊能力を使って世界制服を狙うテロリスト集団の一味だ!」
「オジさんのメインテーマは、相変わらず、『れもんちゃん』ですね」
「当然だ・・・お前が手に持ってるのは何だ!」
「これ?モンちゃんのオヤツのチュールです」
「チュール型のスタンガンだな!」
「・・・オジさん、暑いし蚊が入るから、早く中に入ってください」
「・・・うん、そうしてやろう。言っておくが、俺は、れもんちゃんの秘密について、何一つ知らんからな。俺が知っているのは、『れもんちゃんには可愛い秘密が沢山ある』ということだけだ。どれだけ拷問しても、それ以上のことは引き出せんぞ」
そう言いながら、私とシン太郎左衛門は危険を承知で金ちゃん宅に足を踏み入れた。
エアコンが効いたリビングに招き入れられて、アイスコーヒーを供された。そんな気の効いた振る舞いは、金ちゃんらしくなかったが、挨拶に来たラッピーは、やはり美しかった。
「オジさんは、ブラックでしたよね」と言ったスリムなイケメンの足元に、妖しい色気を発する美しいキジトラ猫が纏わりついていた。
「モンちゃん、チュールの続きを上げるね」とイケメンはしゃがんだ。
「大人の女の色気を発散する、この猫がモンちゃんか?・・・子猫の面影が、すっかりなくなってしまった・・・」
「前に会ってときから4ヶ月経ってますよね。すっかり美人さんになったでしょ」
「うん・・・れもんちゃんには到底太刀打ち出来んが、猫としてはかなりのものだ」
モンちゃんは無心にオヤツを舐めていた。
「しかし、お前、本当に見違えてしまったぞ。今では死語となった『ジャニーズ』・・・いや、若い頃の福山雅治にそっくりだ」
「そうですか?」
「まるで悪夢を見てるようだ・・・お前は、もう金ちゃんではない」
金ちゃんの「成れの果て」は、爽やかな笑みを浮かべて、「もう金ちゃんじゃないのかぁ・・・なんか寂しいですね。『金ちゃん』じゃなく『銀ちゃん』ですか?」
「何だと?下らん!『金ちゃんじゃなくて銀ちゃん』なんて、恥を知れ!お前のような下らんことを言うヤツには、シルバーやブロンズでも勿体ない。お前なんて、メタンガスだ。これから、お前を『メタン君』と呼ぶ。ちなみに、れもんちゃんは、ダイヤモンドだ」
福山雅治似のメタン君は、ヘラヘラと笑うだけだった。
「ところで、この部屋、エアコンが効いてるか?段々暑くなってきた気がする」
「はい。26度に設定してますよ」
「嘘を吐け!どんどん室温が上がって、息苦しくなってきた。お前、本当に世界制服を目論むテロリストの一味だろ。こんな陰湿な拷問にかけても、俺は、れもんちゃんの秘密なんて知らんから、何も話すことはない」
「僕がテロリストに見えますか?」
「いや、見えん。そもそも俺が一目でそれと見抜けるようなマヌケなテロリストなんているもんか。そんなことはどうでもいい。俺が、このクソ暑い部屋の淀んで重い空気に逆らってでも言いたいことは、ただ一つ。れもんちゃんのマジカルパワーを悪用するなんて無理だ、ということだ。れもんちゃんのマジカルパワーは、どんな使い方をしても世界がドンドン幸せに満ちて平和になってしまうのだ!!」
拳を激しく上下させながら、そんな熱弁を振るっていると、
「何をぐちゃぐちゃ言っておる!さっさと起きて、エアコンを入れてくだされ!」と、シン太郎左衛門の声がした。
目が覚めた。夢を見ていたのだ。全身汗まみれだった。
「大変に嫌な夢を見た」
「そんなことより早くエアコンを頼みまする」
「分かった」と、リモコンに手を伸ばした。ピッ、ピッと音を立て、エアコンが動き出した。
「いやぁ、実に気分が悪い夢だった。シン太郎左衛門、知ってたか?福山雅治と一つ部屋で過ごすのは、本当に居心地が悪いんだぞ」
「何の話でござるか」
「・・・まあいいや。元々、俺たちにとって、居心地のいい場所は、れもんちゃんのところしかないんだしな」
そして、翌日、日曜日。れもんちゃんに会いに行った。れもんちゃんは、やはり宇宙一に宇宙一で、れもんちゃんのいる場所は、やはり宇宙一に宇宙一の天国であった。エアコンも、ちょうどいい具合に効いていた。
帰り際、れもんちゃんに「今回のクチコミは夢の話でいい?」と訊くと、
「うん、いいよ。去年の夏も、夢のお話が一杯だったね」と、それはそれは可愛い笑顔を浮かべてくれるのであった。
確かに、れもんちゃんの言うとおりだった。しかし、実は、れもんちゃんの存在自体が素敵すぎる夢のようなものだから、『シン太郎左衛門』シリーズは、程度の多少はあれ、すべて夢の話なのである。
シン太郎左衛門(あるいは「見知らぬ隣人」) 様ありがとうございました。