口コミ│神戸・福原 ソープランド Club Royal (クラブロイヤル)
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れもん【VIP】(23)
れもん【VIP】の口コミだけ見る
投稿者:シン太郎左衛門とアメリカンドッグ 様
ご来店日 2025年03月02日
我が馬鹿息子、シン太郎左衛門は武士である。
3月になった。縁起でもないが、私の勤める会社には幾つか支店があるから、転勤の可能性がゼロではない。
社長から「君は4月から福岡に転勤だよ〜」と言われないとも限らない。「福原ならいいけど、福岡なんて嫌だよ〜。れもんちゃんがいる近畿圏から離れないよ〜」と訴えたところで、「分かったよ〜。そういう事情があるなら考え直すよ〜」なんて、言ってもらえる訳がない。
そんな私の心配を他所に、シン太郎左衛門は毎日カッパの着ぐるみを身にまとい、これからも日曜日には、れもんちゃんに会い続けられると信じて疑わない。
さて、昨日は土曜日、れもんちゃんイブ。
仕事が休みだったので、駅前スーパーまで買い出しに行くことに決めていた。
平日より遅めの目覚ましが鳴ると、シン太郎左衛門は、素早く布団から飛び出し、当然のごとくカッパの着ぐるみに収まった。
「父上、起きてくだされ。今日は買い出しでござる」
「分かってる」
「とにかくカラシを買わねばならぬ」
「分かってる」
「次またカラシを付けずにオデンを食べたら、今度こそ、れもんちゃんから破門されますぞ」
「分かってる」
「冷蔵庫をカラシで一杯にしましょう」
「さすがにそこまではしない。でも、もし今日あの幽霊みたいなオジさんがオデンを売ってたら買って帰る」
「たっぷりカラシをつけてオデンを食べ、れもんちゃんに報告するのでござるな」
「そうだ。前回の名誉挽回だ」
「一つの具ごとにカラシを1チューブ使えば、れもんちゃんからお褒めの言葉がござろう」
「そこまでする気はない。れもんちゃんも、そこまでやれとは言っていない」
「うむ」
服を着替え、お気に入りのエコバッグを持って家を出た。穏やかな天気で、寒さはマシだった。エコバッグの中で、カッパのシン太郎左衛門がモゾモゾと動いた。
駅前スーパーに着くと、まずはチューブの和ガラシを10本買い物カゴに放り込んだ。レンジでチンするご飯を10パック、ふりかけと塩コンブを各一袋、カゴに入れた。我ながら貧しすぎる食生活だった。
「よし、特売コーナーに行こう。レンチンご飯+ふりかけ+塩コンブ+カラシ ≠『楽しい食卓』だ。食卓には夢や希望が必要だからな」
パラパラと客が行き来する店内を、特売コーナーに向かって歩いていったが、呼び込みなどは聞こえてこなかった。
「特売コーナーはシ~ンとしている。今日は、明太子ちゃんの日ではないようだ。広島焼きのイカツいオジさんの日でもない。イチゴ大福のおネエさんの日でもない。泳ぎを止めたサメが死んでしまうように、彼らは黙ったら死んでしまうのだ。一方、オデンを売るオジさん、お彼岸のお供え物を売るおバアさんは一切呼び込みをしない。これまでの経験から、今日の特売品はオデンか、お彼岸のお供え物の二択だ」
「うむ。オデンならよいが。お彼岸のお供え物では、カラシの出番がござらぬ」
「心配は要らん。お彼岸にはまだ早すぎる。オデンに決まりだ・・・待てよ。オデンの匂いがしてこないな」
陳列棚の角を曲がると、特売コーナーが視界に入った。売り場に立っていたのは・・・
「あっ!あれは、明太子ちゃんの妹だ。ギブスがとれたようだ・・・何を売ってるんだろう・・・」
明太子ちゃんの妹は、何となくモジモジしながら、小声で、
「新発売、アメリカンドッグ、おい・・・」と言って黙ってしまった。
真っ赤なノボリに黄色い文字で『新発売 アメリカンドッグ レンジでチンするだけで、すぐ美味しい!!』とあった。
「シン太郎左衛門、今日の特売はアメリカンドッグだぞ」
「おお、それはお誂え向きでござる。カラシばかりか、ケチャップにまで出番が巡って参りましたな」
「売り子は、明太子ちゃんの妹だ。でも、何か表情が冴えないな・・・」
近寄ってくる私に気が付くと、明太子ちゃんの妹、アメリカンドッグちゃんは緊張した表情を浮かべた。
「今日は、妹さんの方なんだね」と話しかけると、アメリカンドッグちゃんは、少し身体を屈めて臨戦態勢をとったように見えた。
「そんなに警戒しなくていいよ。姉さんから聞いてないかね。私は危険人物だが、全く無害だし、理由があって是非ともアメリカンドッグを購入したいと思ってるのだ」
明太子ちゃんの妹は意外そうな表情を浮かべ、「どうしてなの?オジさんがアメリカンドッグを買う理由って何なの?」
『逆に俺がアメリカンドッグを買ってはいけない理由があるのか?』とは思ったものの、「カラシを使わないといかんのだ。できたらケチャップも使いたい」
「本当にカラシやケチャップの問題なの?アメリカンドッグそのものは問題じゃないの?」
『これって、どういう会話だよ』と思いながら、「ああ、私にとって重要なのは、ちゃんとカラシを使うことだけだ。オデンならもっとよかったが、アメリカンドッグでも充分なんだ。カラシを適切に使用しないと、私は宇宙一に宇宙一の女神さまに見放されてしまうのだ」
アメリカンドッグちゃんは、少しだけ警戒心を解いたようで、試食用に小さくカットしたアメリカンドッグを爪楊枝に刺して、私に差し出した。
「食べてみて」
言われるまま口に運んでみた。
「どう?」
「あんまり美味しくない。衣がカリカリ、サクサクしてない。ソーセージは、まあまあだけど」
「でしょ?書いてあるとおりにレンジでチンしたのに全然美味しくない・・・私、美味しくないものを売るのがイヤなの」と、アメリカンドッグちゃんは涙目になっていた。
「このアメリカンドッグは、今日初めて売るの?」
アメリカンドッグちゃんは頷いた。
「今日は、いつもの明太子だよって聞いてたのに、朝来たら突然アメリカンドッグだって・・・それで書いてあるとおりにチンして試食用に準備して味見したら美味しくなかったの・・・」
「そうなのか・・・ふ〜ん・・・そうだ、少しオーブントースターであぶったらいいかもよ」
「あっ、そうか」と、アメリカンドッグちゃんの表情が明るくなり、「オジさん、ここで少し待ってて」と、アメリカンドッグを持ってバックヤードに入っていった。しばらくして、戻ってきたアメリカンドッグちゃんは笑顔で、「これ、食べてみて」と湯気の立っているアメリカンドッグにケチャップを付けて、私に手渡した。
一口食べてみると、普通に美味しかったので、「うん・・・さっきとは違って美味しいよ」
「でしょ?これなら大丈夫でしょ?オジさん、買って」
「うん。一袋もらうよ」
「違うの!!沢山オマケするから沢山買って!!」
「じゃあ二袋」
結局、買い物カゴ一杯アメリカンドッグを買うことになってしまった。
「レンジで2分ぐらいチンした後、トースターでお好み次第で1、2分焼くと美味しくなるからね」と、アメリカンドッグちゃんは、手を振りながら見送ってくれた。
エコバッグは冷凍アメリカンドッグで一杯になってしまい、シン太郎左衛門が「寒い〜っ!凍死する〜っ!」と文句を言ってきたので、コートのポケットに移してやった。
家に帰った後、大量のアメリカンドッグは冷凍庫に収まらず、6本入り5袋を隣の家にお裾分けした。30本ものアメリカンドッグをもらった金ちゃんママは、「少しお金をお渡ししましょうか」と言ってくれた。
「いや結構。逆に、貰ってもらわないと困るから」
「どうして、こんなに沢山アメリカンドッグを買ったんですか?」
「特に理由はない。何となく買ってしまった。ホントは1本あれば足りたのに・・・まあいい。レンジで2分ぐらいチンした後、トースターで1、2分焼くと美味しい。カラシとケチャップを付けて食べるように」
昼ご飯も夕食もアメリカンドッグを食べれるだけ食べたが、元々大して好きでもないものを何でこんなに沢山食べなきゃいけないのか全然理解できなかった。
そして、今日は日曜日。待ちに待った、れもんちゃんデー。
朝、またしてもアメリカンドッグを食べ、JR新快速に乗って、れもんちゃんに会いに行った。れもんちゃんは、もちろん宇宙一に宇宙一だった。親子揃って、すっかり満たされた。
帰り際、れもんちゃんにお見送りしてもらいながら、
「昨日からアメリカンドッグしか食べてないんだ。多分20本近く食べてるよ」
「そうなんだね。アメリカンドッグ、美味しいよね〜」
「・・・何とも言えないや。もちろん、カラシを塗ってるよ」
「カラシ?アメリカンドッグはケチャップとマスタードだよ〜」
「マスタードだって!?和ガラシじゃダメなの?」
「ダメだよ〜。アメリカンドッグはカラシじゃないよ。マスタードだよ〜。やっぱり今日も反省した方がいいよ〜」
れもんちゃんは厳しいときには厳しかった。
最近、ボケが進んで、先が長いとは思えない私には、人類に言い残して置くべきことが、一つ増えて、三つある。第一には、れもんちゃんはこれからもずっと宇宙一に宇宙一だということ、第二は、オデンにはカラシが欠かせないということ、そして第三は、アメリカンドッグには・・・
シン太郎左衛門とアメリカンドッグ 様ありがとうございました。
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投稿者:シン太郎左衛門とアメリカンドッグ 様
ご来店日 2025年03月02日
3月になった。縁起でもないが、私の勤める会社には幾つか支店があるから、転勤の可能性がゼロではない。
社長から「君は4月から福岡に転勤だよ〜」と言われないとも限らない。「福原ならいいけど、福岡なんて嫌だよ〜。れもんちゃんがいる近畿圏から離れないよ〜」と訴えたところで、「分かったよ〜。そういう事情があるなら考え直すよ〜」なんて、言ってもらえる訳がない。
そんな私の心配を他所に、シン太郎左衛門は毎日カッパの着ぐるみを身にまとい、これからも日曜日には、れもんちゃんに会い続けられると信じて疑わない。
さて、昨日は土曜日、れもんちゃんイブ。
仕事が休みだったので、駅前スーパーまで買い出しに行くことに決めていた。
平日より遅めの目覚ましが鳴ると、シン太郎左衛門は、素早く布団から飛び出し、当然のごとくカッパの着ぐるみに収まった。
「父上、起きてくだされ。今日は買い出しでござる」
「分かってる」
「とにかくカラシを買わねばならぬ」
「分かってる」
「次またカラシを付けずにオデンを食べたら、今度こそ、れもんちゃんから破門されますぞ」
「分かってる」
「冷蔵庫をカラシで一杯にしましょう」
「さすがにそこまではしない。でも、もし今日あの幽霊みたいなオジさんがオデンを売ってたら買って帰る」
「たっぷりカラシをつけてオデンを食べ、れもんちゃんに報告するのでござるな」
「そうだ。前回の名誉挽回だ」
「一つの具ごとにカラシを1チューブ使えば、れもんちゃんからお褒めの言葉がござろう」
「そこまでする気はない。れもんちゃんも、そこまでやれとは言っていない」
「うむ」
服を着替え、お気に入りのエコバッグを持って家を出た。穏やかな天気で、寒さはマシだった。エコバッグの中で、カッパのシン太郎左衛門がモゾモゾと動いた。
駅前スーパーに着くと、まずはチューブの和ガラシを10本買い物カゴに放り込んだ。レンジでチンするご飯を10パック、ふりかけと塩コンブを各一袋、カゴに入れた。我ながら貧しすぎる食生活だった。
「よし、特売コーナーに行こう。レンチンご飯+ふりかけ+塩コンブ+カラシ ≠『楽しい食卓』だ。食卓には夢や希望が必要だからな」
パラパラと客が行き来する店内を、特売コーナーに向かって歩いていったが、呼び込みなどは聞こえてこなかった。
「特売コーナーはシ~ンとしている。今日は、明太子ちゃんの日ではないようだ。広島焼きのイカツいオジさんの日でもない。イチゴ大福のおネエさんの日でもない。泳ぎを止めたサメが死んでしまうように、彼らは黙ったら死んでしまうのだ。一方、オデンを売るオジさん、お彼岸のお供え物を売るおバアさんは一切呼び込みをしない。これまでの経験から、今日の特売品はオデンか、お彼岸のお供え物の二択だ」
「うむ。オデンならよいが。お彼岸のお供え物では、カラシの出番がござらぬ」
「心配は要らん。お彼岸にはまだ早すぎる。オデンに決まりだ・・・待てよ。オデンの匂いがしてこないな」
陳列棚の角を曲がると、特売コーナーが視界に入った。売り場に立っていたのは・・・
「あっ!あれは、明太子ちゃんの妹だ。ギブスがとれたようだ・・・何を売ってるんだろう・・・」
明太子ちゃんの妹は、何となくモジモジしながら、小声で、
「新発売、アメリカンドッグ、おい・・・」と言って黙ってしまった。
真っ赤なノボリに黄色い文字で『新発売 アメリカンドッグ レンジでチンするだけで、すぐ美味しい!!』とあった。
「シン太郎左衛門、今日の特売はアメリカンドッグだぞ」
「おお、それはお誂え向きでござる。カラシばかりか、ケチャップにまで出番が巡って参りましたな」
「売り子は、明太子ちゃんの妹だ。でも、何か表情が冴えないな・・・」
近寄ってくる私に気が付くと、明太子ちゃんの妹、アメリカンドッグちゃんは緊張した表情を浮かべた。
「今日は、妹さんの方なんだね」と話しかけると、アメリカンドッグちゃんは、少し身体を屈めて臨戦態勢をとったように見えた。
「そんなに警戒しなくていいよ。姉さんから聞いてないかね。私は危険人物だが、全く無害だし、理由があって是非ともアメリカンドッグを購入したいと思ってるのだ」
明太子ちゃんの妹は意外そうな表情を浮かべ、「どうしてなの?オジさんがアメリカンドッグを買う理由って何なの?」
『逆に俺がアメリカンドッグを買ってはいけない理由があるのか?』とは思ったものの、「カラシを使わないといかんのだ。できたらケチャップも使いたい」
「本当にカラシやケチャップの問題なの?アメリカンドッグそのものは問題じゃないの?」
『これって、どういう会話だよ』と思いながら、「ああ、私にとって重要なのは、ちゃんとカラシを使うことだけだ。オデンならもっとよかったが、アメリカンドッグでも充分なんだ。カラシを適切に使用しないと、私は宇宙一に宇宙一の女神さまに見放されてしまうのだ」
アメリカンドッグちゃんは、少しだけ警戒心を解いたようで、試食用に小さくカットしたアメリカンドッグを爪楊枝に刺して、私に差し出した。
「食べてみて」
言われるまま口に運んでみた。
「どう?」
「あんまり美味しくない。衣がカリカリ、サクサクしてない。ソーセージは、まあまあだけど」
「でしょ?書いてあるとおりにレンジでチンしたのに全然美味しくない・・・私、美味しくないものを売るのがイヤなの」と、アメリカンドッグちゃんは涙目になっていた。
「このアメリカンドッグは、今日初めて売るの?」
アメリカンドッグちゃんは頷いた。
「今日は、いつもの明太子だよって聞いてたのに、朝来たら突然アメリカンドッグだって・・・それで書いてあるとおりにチンして試食用に準備して味見したら美味しくなかったの・・・」
「そうなのか・・・ふ〜ん・・・そうだ、少しオーブントースターであぶったらいいかもよ」
「あっ、そうか」と、アメリカンドッグちゃんの表情が明るくなり、「オジさん、ここで少し待ってて」と、アメリカンドッグを持ってバックヤードに入っていった。しばらくして、戻ってきたアメリカンドッグちゃんは笑顔で、「これ、食べてみて」と湯気の立っているアメリカンドッグにケチャップを付けて、私に手渡した。
一口食べてみると、普通に美味しかったので、「うん・・・さっきとは違って美味しいよ」
「でしょ?これなら大丈夫でしょ?オジさん、買って」
「うん。一袋もらうよ」
「違うの!!沢山オマケするから沢山買って!!」
「じゃあ二袋」
結局、買い物カゴ一杯アメリカンドッグを買うことになってしまった。
「レンジで2分ぐらいチンした後、トースターでお好み次第で1、2分焼くと美味しくなるからね」と、アメリカンドッグちゃんは、手を振りながら見送ってくれた。
エコバッグは冷凍アメリカンドッグで一杯になってしまい、シン太郎左衛門が「寒い〜っ!凍死する〜っ!」と文句を言ってきたので、コートのポケットに移してやった。
家に帰った後、大量のアメリカンドッグは冷凍庫に収まらず、6本入り5袋を隣の家にお裾分けした。30本ものアメリカンドッグをもらった金ちゃんママは、「少しお金をお渡ししましょうか」と言ってくれた。
「いや結構。逆に、貰ってもらわないと困るから」
「どうして、こんなに沢山アメリカンドッグを買ったんですか?」
「特に理由はない。何となく買ってしまった。ホントは1本あれば足りたのに・・・まあいい。レンジで2分ぐらいチンした後、トースターで1、2分焼くと美味しい。カラシとケチャップを付けて食べるように」
昼ご飯も夕食もアメリカンドッグを食べれるだけ食べたが、元々大して好きでもないものを何でこんなに沢山食べなきゃいけないのか全然理解できなかった。
そして、今日は日曜日。待ちに待った、れもんちゃんデー。
朝、またしてもアメリカンドッグを食べ、JR新快速に乗って、れもんちゃんに会いに行った。れもんちゃんは、もちろん宇宙一に宇宙一だった。親子揃って、すっかり満たされた。
帰り際、れもんちゃんにお見送りしてもらいながら、
「昨日からアメリカンドッグしか食べてないんだ。多分20本近く食べてるよ」
「そうなんだね。アメリカンドッグ、美味しいよね〜」
「・・・何とも言えないや。もちろん、カラシを塗ってるよ」
「カラシ?アメリカンドッグはケチャップとマスタードだよ〜」
「マスタードだって!?和ガラシじゃダメなの?」
「ダメだよ〜。アメリカンドッグはカラシじゃないよ。マスタードだよ〜。やっぱり今日も反省した方がいいよ〜」
れもんちゃんは厳しいときには厳しかった。
最近、ボケが進んで、先が長いとは思えない私には、人類に言い残して置くべきことが、一つ増えて、三つある。第一には、れもんちゃんはこれからもずっと宇宙一に宇宙一だということ、第二は、オデンにはカラシが欠かせないということ、そして第三は、アメリカンドッグには・・・
シン太郎左衛門とアメリカンドッグ 様ありがとうございました。