口コミ│神戸・福原 ソープランド Club Royal (クラブロイヤル)
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れもん【VIP】(23)
れもん【VIP】の口コミだけ見る
投稿者:シン太郎左衛門とカッパ巻き 様
ご来店日 2025年03月16日
我が馬鹿息子、シン太郎左衛門は武士である。
3回続けて料理をテーマにしたことから、シン太郎左衛門、そろそろ自分が何か作るという設定が巡ってくるに違いないと、最近カッパ巻きの練習をしている。お気に入りのカッパの着ぐるみを着け、板さんの鉢巻きをして、「へい、いらっしゃい」と元気いっぱいだ。ただ、シン太郎左衛門のカッパ巻きにキュウリは入っていない。レンチンご飯を海苔で巻いただけだが、カッパが巻いたから『カッパ巻き』だと言う。ご飯は均等でないし、巻きも緩く、尖端恐怖症で包丁が使えないから切られてもいない。およそ不格好な具のない海苔巻きだ。当然美味しくない。
昨日は土曜日。れもんちゃんイブ。前夜の飲み会で深酒をして帰宅し、暖房を効かしたままのリビングのソファーで、ドテラを布団代わりに眠りに落ち、そのままグーカー爆睡していた。夜明け過ぎにトイレに行き、戻って再び眠りに落ちた。
どれくらい時間が経ったのか、小さな物音に『そろそろ昼かな』と目を覚ますと、薄明かりの中、目の前に捻り鉢巻きのカッパがいた。着ぐるみの表情そのまま、愛想よくニコニコしていた。
「へい、いらっしゃい」
カッパのお寿司屋さんだった。
「こんな朝は俺の好みではない」
「旦那、何握りましょう」
「さっき『チン』という音を聞いた気がする。お前、また大事なレンチンご飯を勝手にチンしたな」
「何握りましょう」
「お前には何も握れない。着ぐるみの構造上、辛うじて巻くことが出来るだけだ」
「今日はイキのいい海苔が入ってますよ」
「そんなはずはない。この家にある寿司海苔は、数日前に駅前スーパーで買って、その日に封を切ったものだ」
「今日はイキのいい海苔・・・」
「分かったよ・・・適当に・・・巻いてくれ」
「へい」と威勢よく言うと、シン太郎左衛門は袋から海苔を1枚取り出して広げ、スプーンでご飯を盛り付けだした。その格好は雪掻きを連想させた。カッパ巻き作りは、シン太郎左衛門にはそれなりの重労働だから、時間がかかる。思わずまどろんでいると、「へい、お待ち」と、急に鼻先に海苔巻を押し付けられて、ビックリして叫びそうになった。
渋々ソファーから身体を起こすと部屋の明かりを点け、シン太郎左衛門から黒い物体を受け取った。シン太郎左衛門が直接触れていないので、辛うじて食べてよいだろうと、恵方巻のように丸かぶりした。当たり前に海苔とご飯の味がして、微かにぬいぐるみの匂いがした。
「次、何握りましょう」
「もう何も握って欲しくないし、巻いて欲しくもない」
「で、何握りましょう」
「・・・人の言う事聞いてた?おアイソを頼む」
「へい」
スマホを見ると、まだ8時過ぎだった。仕事が休みの日は昼前まで寝ないと、平素の疲れが抜けない。めちゃくちゃ腹が立ってきた。
「もう少し寝かしておいて欲しかった」
シン太郎左衛門は勘定書を差し出して、
「カッパ巻き一本、締めて12円でござる」
「・・・ずいぶん安いね」
「では、12万円にしよう」
「今度は高すぎる」
「ではタダでよい。その代わり、これから駅前スーパーでまたレンチンご飯と寿司海苔を買ってくだされ」
「ダメだ。もう海苔は買わん!ここしばらく付き合ってやったが、こんなカッパ巻きがあるか!食べ物を無駄にしたくないという気持ちだけで食べてきたが、れもんちゃんに知られたら、また叱られる」
「反省させられますか」
「当たり前だ。『そんなのカッパ巻きじゃないよ〜。反省した方がいいよ〜』と言われる。『美味しくて栄養のあるものを食べないと元気になれないよ〜』という、れもん姫の優しくも、ありがたいお心遣いだ」
「では、父上は喜んで反省なされよ」
「イヤだ!もう3週連続で反省した。もういい」
「では、カッパ巻きの件は・・・」
「れもんちゃんには秘密にしておく」
そして、今日は日曜日。待ち焦がれていた『れもんちゃんデー』。
JR新快速『スーパーれもんちゃん号』に乗って、れもんちゃんに会いに行った。
れもんちゃんは、いつにも増して宇宙一に宇宙一で、れもんちゃんのグレードアップの度合いから、宇宙が現在も急速に膨張していることを実感できた。
帰り際、れもんちゃんにお見送りしてもらいながら、シン太郎左衛門の『カッパ巻き』を食べたことを隠すために、「最近、カッパ巻きを食べたことなんてないよ」と言ったが、れもんちゃんは怪訝そうな顔をして、「ウソついても分かるよ~。『カッパ巻き』って名前の、変な海苔巻きを食べた顔してるよ〜」
「バレちゃってるんだ」
「バレてるよ〜」
「じゃあ、何で『反省した方がいいよ〜』って言わないの?」
れもんちゃんは少しモジモジして、
「この前の女の子休暇中にカップ麺を食べちゃったよ〜」
「え〜!カップ麺はニキビができたり、美容の敵だから食べないって言ってたのに」
「女の子休暇中だったし・・・たまに食べたら美味しいよ〜!」
れもんちゃんは元気に叫んだが、少し恥ずかしそうに頬を赤らめていた。
「・・・れもんちゃん、反省した方がよくない?私も『カッパ巻き』の件、反省するから」
「う、うん・・・反省するよ~。それと、『カッパ巻き』と『カップ麺』は少しだけ似ているよ〜」
「・・・そんなことを付け足したら、反省してるようには見えないよ〜」
れもんちゃんは真面目に生きている、とっても健気な、宇宙一に可愛い女の子なのだが、不思議な部分と真面目な部分が絶妙なバランスで混じり合っていて、そのブレンドの加減は日によっても適度にバラついているんだよ~。だから、れもんちゃんに関して記述するのは、とっても難しいよ〜。
シン太郎左衛門とカッパ巻き 様ありがとうございました。
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投稿者:シン太郎左衛門とカッパ巻き 様
ご来店日 2025年03月16日
3回続けて料理をテーマにしたことから、シン太郎左衛門、そろそろ自分が何か作るという設定が巡ってくるに違いないと、最近カッパ巻きの練習をしている。お気に入りのカッパの着ぐるみを着け、板さんの鉢巻きをして、「へい、いらっしゃい」と元気いっぱいだ。ただ、シン太郎左衛門のカッパ巻きにキュウリは入っていない。レンチンご飯を海苔で巻いただけだが、カッパが巻いたから『カッパ巻き』だと言う。ご飯は均等でないし、巻きも緩く、尖端恐怖症で包丁が使えないから切られてもいない。およそ不格好な具のない海苔巻きだ。当然美味しくない。
昨日は土曜日。れもんちゃんイブ。前夜の飲み会で深酒をして帰宅し、暖房を効かしたままのリビングのソファーで、ドテラを布団代わりに眠りに落ち、そのままグーカー爆睡していた。夜明け過ぎにトイレに行き、戻って再び眠りに落ちた。
どれくらい時間が経ったのか、小さな物音に『そろそろ昼かな』と目を覚ますと、薄明かりの中、目の前に捻り鉢巻きのカッパがいた。着ぐるみの表情そのまま、愛想よくニコニコしていた。
「へい、いらっしゃい」
カッパのお寿司屋さんだった。
「こんな朝は俺の好みではない」
「旦那、何握りましょう」
「さっき『チン』という音を聞いた気がする。お前、また大事なレンチンご飯を勝手にチンしたな」
「何握りましょう」
「お前には何も握れない。着ぐるみの構造上、辛うじて巻くことが出来るだけだ」
「今日はイキのいい海苔が入ってますよ」
「そんなはずはない。この家にある寿司海苔は、数日前に駅前スーパーで買って、その日に封を切ったものだ」
「今日はイキのいい海苔・・・」
「分かったよ・・・適当に・・・巻いてくれ」
「へい」と威勢よく言うと、シン太郎左衛門は袋から海苔を1枚取り出して広げ、スプーンでご飯を盛り付けだした。その格好は雪掻きを連想させた。カッパ巻き作りは、シン太郎左衛門にはそれなりの重労働だから、時間がかかる。思わずまどろんでいると、「へい、お待ち」と、急に鼻先に海苔巻を押し付けられて、ビックリして叫びそうになった。
渋々ソファーから身体を起こすと部屋の明かりを点け、シン太郎左衛門から黒い物体を受け取った。シン太郎左衛門が直接触れていないので、辛うじて食べてよいだろうと、恵方巻のように丸かぶりした。当たり前に海苔とご飯の味がして、微かにぬいぐるみの匂いがした。
「次、何握りましょう」
「もう何も握って欲しくないし、巻いて欲しくもない」
「で、何握りましょう」
「・・・人の言う事聞いてた?おアイソを頼む」
「へい」
スマホを見ると、まだ8時過ぎだった。仕事が休みの日は昼前まで寝ないと、平素の疲れが抜けない。めちゃくちゃ腹が立ってきた。
「もう少し寝かしておいて欲しかった」
シン太郎左衛門は勘定書を差し出して、
「カッパ巻き一本、締めて12円でござる」
「・・・ずいぶん安いね」
「では、12万円にしよう」
「今度は高すぎる」
「ではタダでよい。その代わり、これから駅前スーパーでまたレンチンご飯と寿司海苔を買ってくだされ」
「ダメだ。もう海苔は買わん!ここしばらく付き合ってやったが、こんなカッパ巻きがあるか!食べ物を無駄にしたくないという気持ちだけで食べてきたが、れもんちゃんに知られたら、また叱られる」
「反省させられますか」
「当たり前だ。『そんなのカッパ巻きじゃないよ〜。反省した方がいいよ〜』と言われる。『美味しくて栄養のあるものを食べないと元気になれないよ〜』という、れもん姫の優しくも、ありがたいお心遣いだ」
「では、父上は喜んで反省なされよ」
「イヤだ!もう3週連続で反省した。もういい」
「では、カッパ巻きの件は・・・」
「れもんちゃんには秘密にしておく」
そして、今日は日曜日。待ち焦がれていた『れもんちゃんデー』。
JR新快速『スーパーれもんちゃん号』に乗って、れもんちゃんに会いに行った。
れもんちゃんは、いつにも増して宇宙一に宇宙一で、れもんちゃんのグレードアップの度合いから、宇宙が現在も急速に膨張していることを実感できた。
帰り際、れもんちゃんにお見送りしてもらいながら、シン太郎左衛門の『カッパ巻き』を食べたことを隠すために、「最近、カッパ巻きを食べたことなんてないよ」と言ったが、れもんちゃんは怪訝そうな顔をして、「ウソついても分かるよ~。『カッパ巻き』って名前の、変な海苔巻きを食べた顔してるよ〜」
「バレちゃってるんだ」
「バレてるよ〜」
「じゃあ、何で『反省した方がいいよ〜』って言わないの?」
れもんちゃんは少しモジモジして、
「この前の女の子休暇中にカップ麺を食べちゃったよ〜」
「え〜!カップ麺はニキビができたり、美容の敵だから食べないって言ってたのに」
「女の子休暇中だったし・・・たまに食べたら美味しいよ〜!」
れもんちゃんは元気に叫んだが、少し恥ずかしそうに頬を赤らめていた。
「・・・れもんちゃん、反省した方がよくない?私も『カッパ巻き』の件、反省するから」
「う、うん・・・反省するよ~。それと、『カッパ巻き』と『カップ麺』は少しだけ似ているよ〜」
「・・・そんなことを付け足したら、反省してるようには見えないよ〜」
れもんちゃんは真面目に生きている、とっても健気な、宇宙一に可愛い女の子なのだが、不思議な部分と真面目な部分が絶妙なバランスで混じり合っていて、そのブレンドの加減は日によっても適度にバラついているんだよ~。だから、れもんちゃんに関して記述するのは、とっても難しいよ〜。
シン太郎左衛門とカッパ巻き 様ありがとうございました。