口コミ│神戸・福原 ソープランド Club Royal (クラブロイヤル)
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れもん【VIP】(23)
れもん【VIP】の口コミだけ見る
投稿者:シン太郎左衛門、最後の形(あるいは『無為に過ごされた日曜日』) 様
ご来店日 2025年04月22日
我が馬鹿息子、シン太郎左衛門は武士である。すっかり春の陽気になって、シン太郎左衛門は、カッパの衣装を着たがらなくなった。カッパ姿を見慣れたせいか、裸のシン太郎左衛門に違和感を覚えてしまう。
先週の日曜日。本来れもんちゃんデーなのだが、その日は、れもんちゃんが「女の子休暇」だったので、ただの休日だった。昼前まで寝て過ごした。
目を覚ますと、シン太郎左衛門が枕元に控えていた。正座して、こちらの様子を窺っている。ギョッとした。
「おい、どうしたんだ、裸で。ちゃんと服を着ろ」
「イヤだ!」
「みっともないから、服を着ろ」
「拙者、裸の方がよい」とシン太郎左衛門は逃げ出した。
部屋中追い掛け回し、むんずと捕まえ、無理矢理カッパの衣装を着せた。
「風邪をひかぬように着ておけ」
「やめろ〜!暑い上に、もうカッパの格好には飽き申した。どうしても着ろというなら、別の衣装をくだされ」
「この家には、そんなものはない。どうしてもと言うなら、染料で色を変えてやる」
「そんなことをしても所詮はカッパ。通気性、機能性、その他諸点を勘案して、拙者、セクシー・バニーちゃんの衣装を所望いたす。露出多めでお願い申す」
「ありえんな。俺はコスプレに興味がない。れもんちゃんにすらお願いしたことがないのに、何でお前にそんな格好をさせてやらねばならんのだ」
「一度試されよ。思いの外、萌えるかもしれぬ」
「断る」
そうこうしているうちに、シン太郎左衛門はカッパの衣装を脱いで、「いやはや、暑い暑い」と額の汗を拭っている。カッパ姿を見慣れた私には、抜き身のシン太郎左衛門は異様でしかなかった。
「実に見るに堪えん・・・どうにかせねばならん」
私は書斎からハサミを持ってきて、金ちゃんママにもらったバレンタインデー・チョコのラッピング用リボンが大した意図もなく取ってあったのを適当な大きさに切って、シン太郎左衛門に鉢巻きをしてやった。
「何をしておられる」
「鉢巻きなんだが・・・ダメだ。どうもシックリ来ない」
鉢巻きを外すと、次は新聞紙を四角く切って、折り紙の兜を作った。それをシン太郎左衛門に被せてみたら、その格好が余りにも滑稽で腹を抱えて笑ってしまったものの、急に「何をやってんだ、俺は」と真顔になって呟いた。
「こんなことをして楽しいか?」と、紙の兜を被ったシン太郎左衛門に訊かれて、恥じ入った。
「すまん、すまん。もう大丈夫だ。やっと目が慣れてきて、オチン姿のお前に違和感がなくなった」
「拙者はコスプレでオチン姿をしてるわけではない。元々がオチンでござる」
「そうだった、そうだった」
シン太郎左衛門は「ふざけた馬鹿オヤジめ」と紙の兜を脱ぎ捨てて、
「ところで、父上、『シン太郎左衛門』シリーズは100回で終わるはず。もう遠に100回を越えておりませぬか」
「そう思うだろ?俺もそう考えた。それで、念の為クラブロイヤルのオフィシャルサイトのれもんちゃん(ダイヤモンドかつ永遠の23歳)のページで、『シン太郎左衛門』シリーズの回数を数えてみたんだ。そうしたら、あろうことか20数回分しかなかった」
「さすがに、そんなことはござるまい」
「だろ?だから、もう一度数え直したら、更に回数が減って18回になった」
「誰かが『シン太郎左衛門』シリーズのクチコミを削除しているのでござろうか」
「それはありうる。消されてもしょうがないぐらい下らないからな。消しているのは、れもんちゃんかもしれん」
「へへへ、れもんちゃん、可愛い」
「だろ?『シン太郎左衛門』のクチコミを消しているれもんちゃんを想像すると、それもまた可愛いのだ。何はともあれ、れもんちゃんに100回書くと言った以上、勝手に連載を止めるわけにいかない」
「うむ。れもんちゃんとの約束は絶対でござる」
「ただ、もう完全にネタ切れだし、回を追うごとに、どんどんヒドい出来になっていくだろうな。最後には、れもんちゃんから『もういい加減、シン太郎左衛門シリーズ、止めてほしいよ〜』と言われるだろう」
「なんと、実に悲惨な結末。しかし、れもんちゃんに愛想を尽かされて終わるのは、『シン太郎左衛門』シリーズに相応しい最後でござる」
「お前もそう思ってくれるか」
「おうよ」
我々は互いの手を握って、大きく頷き合った。
れもんちゃんに会えない日曜日は、かくも無為に過ぎていった。
そして、その次の日曜日も、止むに止まれぬ事情があって、またしても、れもんちゃんに会えなかった。
今日は火曜日。臨時れもんちゃんデー。
いつものJR新快速ではなく、とっても特別な普通電車、正式名称『ドリーミング・ファンタジック・トレイン れもんちゃん電車』に乗って、のんびりと各駅停車で、れもんちゃんに会いに行った。
久しぶりに会う、れもんちゃんは、それはそれは宇宙一に宇宙一で、『これでもかっ!』と言わんばかりに宇宙一であった。
帰り際、れもんちゃんにお見送りをしてもらいながら、
「『シン太郎左衛門』シリーズの最後は悲惨なものだって分かったんだ。でも頑張って書くよ」
「そうなんだね〜。頑張ってね〜」
「うん。でも、早速、次回のテーマが思い付かないんだ。何にしたらいいかなぁ」
れもんちゃんは可愛く首を傾げて思案すると、
「電車くんに再会するっていうのは?久しぶりに金ちゃんやラッピーに会う話でもいいと思うよ〜」
「なるほど、それは妙案だ。ありがとう。そうするよ」
れもんちゃんは、ニッコリ笑顔で頷いた。
れもんちゃんが宇宙一に宇宙一だというのは何の誇張でもなく、若干控え目な表現ですらあることを、知っている人は知っている。
シン太郎左衛門、最後の形(あるいは『無為に過ごされた日曜日』) 様ありがとうございました。
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投稿者:シン太郎左衛門、最後の形(あるいは『無為に過ごされた日曜日』) 様
ご来店日 2025年04月22日
先週の日曜日。本来れもんちゃんデーなのだが、その日は、れもんちゃんが「女の子休暇」だったので、ただの休日だった。昼前まで寝て過ごした。
目を覚ますと、シン太郎左衛門が枕元に控えていた。正座して、こちらの様子を窺っている。ギョッとした。
「おい、どうしたんだ、裸で。ちゃんと服を着ろ」
「イヤだ!」
「みっともないから、服を着ろ」
「拙者、裸の方がよい」とシン太郎左衛門は逃げ出した。
部屋中追い掛け回し、むんずと捕まえ、無理矢理カッパの衣装を着せた。
「風邪をひかぬように着ておけ」
「やめろ〜!暑い上に、もうカッパの格好には飽き申した。どうしても着ろというなら、別の衣装をくだされ」
「この家には、そんなものはない。どうしてもと言うなら、染料で色を変えてやる」
「そんなことをしても所詮はカッパ。通気性、機能性、その他諸点を勘案して、拙者、セクシー・バニーちゃんの衣装を所望いたす。露出多めでお願い申す」
「ありえんな。俺はコスプレに興味がない。れもんちゃんにすらお願いしたことがないのに、何でお前にそんな格好をさせてやらねばならんのだ」
「一度試されよ。思いの外、萌えるかもしれぬ」
「断る」
そうこうしているうちに、シン太郎左衛門はカッパの衣装を脱いで、「いやはや、暑い暑い」と額の汗を拭っている。カッパ姿を見慣れた私には、抜き身のシン太郎左衛門は異様でしかなかった。
「実に見るに堪えん・・・どうにかせねばならん」
私は書斎からハサミを持ってきて、金ちゃんママにもらったバレンタインデー・チョコのラッピング用リボンが大した意図もなく取ってあったのを適当な大きさに切って、シン太郎左衛門に鉢巻きをしてやった。
「何をしておられる」
「鉢巻きなんだが・・・ダメだ。どうもシックリ来ない」
鉢巻きを外すと、次は新聞紙を四角く切って、折り紙の兜を作った。それをシン太郎左衛門に被せてみたら、その格好が余りにも滑稽で腹を抱えて笑ってしまったものの、急に「何をやってんだ、俺は」と真顔になって呟いた。
「こんなことをして楽しいか?」と、紙の兜を被ったシン太郎左衛門に訊かれて、恥じ入った。
「すまん、すまん。もう大丈夫だ。やっと目が慣れてきて、オチン姿のお前に違和感がなくなった」
「拙者はコスプレでオチン姿をしてるわけではない。元々がオチンでござる」
「そうだった、そうだった」
シン太郎左衛門は「ふざけた馬鹿オヤジめ」と紙の兜を脱ぎ捨てて、
「ところで、父上、『シン太郎左衛門』シリーズは100回で終わるはず。もう遠に100回を越えておりませぬか」
「そう思うだろ?俺もそう考えた。それで、念の為クラブロイヤルのオフィシャルサイトのれもんちゃん(ダイヤモンドかつ永遠の23歳)のページで、『シン太郎左衛門』シリーズの回数を数えてみたんだ。そうしたら、あろうことか20数回分しかなかった」
「さすがに、そんなことはござるまい」
「だろ?だから、もう一度数え直したら、更に回数が減って18回になった」
「誰かが『シン太郎左衛門』シリーズのクチコミを削除しているのでござろうか」
「それはありうる。消されてもしょうがないぐらい下らないからな。消しているのは、れもんちゃんかもしれん」
「へへへ、れもんちゃん、可愛い」
「だろ?『シン太郎左衛門』のクチコミを消しているれもんちゃんを想像すると、それもまた可愛いのだ。何はともあれ、れもんちゃんに100回書くと言った以上、勝手に連載を止めるわけにいかない」
「うむ。れもんちゃんとの約束は絶対でござる」
「ただ、もう完全にネタ切れだし、回を追うごとに、どんどんヒドい出来になっていくだろうな。最後には、れもんちゃんから『もういい加減、シン太郎左衛門シリーズ、止めてほしいよ〜』と言われるだろう」
「なんと、実に悲惨な結末。しかし、れもんちゃんに愛想を尽かされて終わるのは、『シン太郎左衛門』シリーズに相応しい最後でござる」
「お前もそう思ってくれるか」
「おうよ」
我々は互いの手を握って、大きく頷き合った。
れもんちゃんに会えない日曜日は、かくも無為に過ぎていった。
そして、その次の日曜日も、止むに止まれぬ事情があって、またしても、れもんちゃんに会えなかった。
今日は火曜日。臨時れもんちゃんデー。
いつものJR新快速ではなく、とっても特別な普通電車、正式名称『ドリーミング・ファンタジック・トレイン れもんちゃん電車』に乗って、のんびりと各駅停車で、れもんちゃんに会いに行った。
久しぶりに会う、れもんちゃんは、それはそれは宇宙一に宇宙一で、『これでもかっ!』と言わんばかりに宇宙一であった。
帰り際、れもんちゃんにお見送りをしてもらいながら、
「『シン太郎左衛門』シリーズの最後は悲惨なものだって分かったんだ。でも頑張って書くよ」
「そうなんだね〜。頑張ってね〜」
「うん。でも、早速、次回のテーマが思い付かないんだ。何にしたらいいかなぁ」
れもんちゃんは可愛く首を傾げて思案すると、
「電車くんに再会するっていうのは?久しぶりに金ちゃんやラッピーに会う話でもいいと思うよ〜」
「なるほど、それは妙案だ。ありがとう。そうするよ」
れもんちゃんは、ニッコリ笑顔で頷いた。
れもんちゃんが宇宙一に宇宙一だというのは何の誇張でもなく、若干控え目な表現ですらあることを、知っている人は知っている。
シン太郎左衛門、最後の形(あるいは『無為に過ごされた日曜日』) 様ありがとうございました。