福原ソープランド 神戸で人気の風俗店【クラブロイヤル】 口コミ一覧[モバイル版]

神戸・福原 ソープ クラブロイヤル

9:00-24:00前
TEL:078-512-0011
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レビュー

あやか

あやか(22)

投稿者:神戸大好き!様

来店日/選択コース:2025年6月11日/

女の子タイプ:

アタリポイント:

結論、最高でした!
凄く細くて僕の好み以上だったので嬉しかったです!
それにとても感度が敏感だったので楽しかったです!
また会いに行きます。
本日はありがとうございました!

神戸大好き!様ありがとうございます。

けい【VIP】

けい【VIP】(23)

投稿者:ナカマヤ?笑様

来店日/選択コース:2025年6月8日/

女の子タイプ:

アタリポイント:

最高の時間でした!!
この1週間、仕事でクタクタだったけど、たくさんエネルギーをもらえました!
プレイも絶妙!トークも爆笑させてもらえました。ややこしい客だけど、もし良かったらまた相手して下さい!!

ナカマヤ?笑様ありがとうございます。

れもん【VIP】

れもん【VIP】(23)

投稿者:シン太郎左衛門とシマリスとでっかいプードル 様

来店日/選択コース:2025年6月1日/

女の子タイプ:

アタリポイント:

我が馬鹿息子、シン太郎左衛門は武士である。れもんちゃんから、最近のクチコミはシン太郎左衛門の出番が少ないね、と指摘された。私自身、気が付いてはいたものの、れもんちゃんから指摘を受けては、反省しない訳にはいかなかった。

先週の月曜日。つまり、普通の出勤日。
旧社屋の『ミックスグミ』のメンバーたちは朝からオバケちゃんゴッコを始めた。
「オバケちゃんゴッコ、楽しいよ〜。れもんグミちゃんも一緒にやった方がいいよ〜」と誘われたが、「俺はいい。ルールが理解できないから」と断った。
「簡単だよ〜。見てたら分かるよ〜。楽しいよ〜」
「いや、いい」
私自身、毎日、暇を持て余していたので、度々『オバケちゃんゴッコ』の様子は観察してきた。誰かが「オバケちゃんだぞ〜」と言うと、他のグミたちはそれに応えて、「僕もオバケちゃんだよ〜」とか、「オバケちゃん、怖いよ〜」とか、好き勝手なことを言って、勝ち負けを競うのだが、何度見ても、勝敗のルールが理解できなかった。

『オバケちゃんゴッコ』から一人距離を置いて、私はオフィスの窓から外の景色を眺めていた。すると、新社屋の方から歩いてくる一人の老いた男性の姿が目に入った。我が社の社長だった。
「また、イチゴグミちゃんの勝ちだよ〜」
「7連勝だよ〜」
「イチゴグミちゃんは『オバケちゃんゴッコ』の名人だよ〜」
とか言い交わしながら、楽しそうにしていたグミたちだったが、ドアが開き、社長が入ってくると、大慌てで「社長ちゃんが来たよ〜!怖いよ〜!」と叫びながらオフィスの中を逃げ惑った。
社長は威厳に満ちた表情で、他のグミを無視して、私の方に寄ってくると、
「僕は社長ちゃんだよ〜。助けてほしいよ〜」
「私は、仮面ライダーV3ちゃんだよ〜。『あ〜かい、あか〜い、赤い仮面のV3。ダブルハリケーン、命のベルト・・・』がテーマソングのV3ちゃんだよ〜」
「知ってるよ〜。助けてほしいよ〜」
「『敵は地獄のデストロン』だよ〜」
「それも知ってるよ〜。でも、助けてほしい理由は、デストロンとは関係ないよ〜」
「じゃあ、助けないよ〜」
「そんなこと言わず、助けてほしいよ〜」

社長の話は、以下のようなことだった。
社長の奥さんが知り合いからプードルを1週間預かって欲しいと頼まれ、トイプードルを想像して気軽に引き受けたが・・・
「昨日、ゴルフから家に帰ってビックリしたよ〜。想像したのと違う、黒くて、でっかいプードルちゃんが家にいたよ〜」
「それはきっとスタンダード・プードルだよ〜。可愛いよ~」
「可愛いけど、馬鹿デカいよ〜。散歩が大変過ぎるよ〜。助けてほしいよ〜」
聞けば、昨夜、社長の奥さんが、初日の散歩で、いきなり駆け出したプードルに高級住宅街の並木道を引き摺り回されて、かなりの怪我を負ったらしい。1日、2回、各1時間の散歩が欠かせないと聞くが、夫婦二人暮らしだから、奥さんが『二度とこの子の散歩はイヤです』と言っている以上、今日から社長自らが散歩させるしかなく、そんなことが出来る自信は微塵もない・・・
社長は当初の威厳はどこへやら、訴えるような目で私を見つめていた。
「ふ〜ん。つまり、社長は俺たち『ミックスグミ』に犬の散歩を頼みたいと、そういうことだな?」
「そうだよ〜。助けてほしいよ〜」
「分かった。助けてやろう。れもんグミちゃんは優しいよ〜。れもんちゃんは宇宙一優しいよ〜」
「ありがとうだよ〜。御礼はするよ~」
「気にしないでいいよ〜。『ミックスグミ』は暇人ぞろいだよ〜。早速連れてきていいよ〜。一緒にシマリスちゃんも連れてきたらいいよ〜」

社長が嬉しそうに出ていくと、それまでオフィスの隅で小さくなっていたグミたちは、ワラワラと私の周りに集まってきて、
「社長ちゃんを怖がらないなんて、れもんグミちゃんは凄いよ〜」と尊敬の眼差しを向けた。
「当然だ。それはそうと、我ら『ミックスグミ』に一つのミッションが与えられた」
「『わ〜い』だよ〜。暇過ぎて死にそうだったよ〜」
「犬の散歩だ」
「ワンちゃんは可愛いよ~。頑張るよ〜」
「よし、頑張れ。俺はシマリスの相手をする」

1時間ほどして、社長がシマリスとプードルを連れて戻ってきた。旧社屋の前に停められた車から勢いよく跳び出してきた黒いスタンダード・プードルにグミたちは大喜びだった。
シェリーちゃん(メス3歳)の愛らしい姿に、
「可愛いよ~」「モコモコだよ〜」「フワフワだよ〜」などの歓声をもって迎え、ドッグフードやオヤツなども受け取って、グミたちはオフィスに帰っていった。社長は、シマリスのケージを私に渡すと、シマリスの飼育上の注意点をくどいぐらい丁寧に説明した。そして、シェリーちゃんの飼い主が書いたと思われるプードルのお世話に関する簡易なマニュアルを差し出して、「これを『ミックスグミ』のみんなによく読ませておいて欲しいよ〜。5時過ぎに迎えに来るから、絶対にシェリーちゃんに1時間の散歩を2回させておいて欲しいよ〜」
「分かった。安心しな」

私がシマリスを観察している間にグミたちは、手際よく餌入れや水の器をセットした。シェリーちゃんもあっと言う間に彼等と馴染んだ様子だった。
私はシマリスに「君には、何か芸の1つもないのか?」と尋ねたが、特に何もしようとはしなかった。確かに可愛かったが、それだけだった。
グミたちは、シェリーちゃんにリードを着けると、「お散歩に行ってくるよ~。お留守番ちゃんを頼んだよ~」と11人がゾロゾロと揃って出ていった。

一人で部屋に残されると、シン太郎左衛門に話しかけた。
「おい。一緒にシマリスを観察しないか?」
ズボンのチャックが内側からスルスルと開いて、シン太郎左衛門が飛び出してきた。
「なるほど。これが、シマリスという生き物でござるか」
「そうだ。社長の自慢のシマリスだ」
「なるほど・・・日頃、れもんちゃんと懇意にしてもらっているゆえ、拙者、シマリスぐらいでは特に可愛いとも思えぬ。シマリスサイズのれもんちゃんなら大いに喜べたと思いまする」
「シマリスサイズのれもんちゃんか・・・それはステキだ。家に豪華なドールハウスを作って、三食ご馳走を用意して、もてなそう」
「それより、家全体をシマリスサイズのれもんちゃんにお使いいただき、父上は玄関先に段ボールの家を作り、そこで暮らしなされ」
「それでもいいよ」
シマリスにヒマワリの種をやると、嬉しそうに頬袋に貯めていった。
「これぐらいにしておこう。『ヒマワリの種をあげ過ぎちゃダメだよ〜』と社長が言っていたからな」
そんな他愛のない時間を過ごしていると、入り口の方から慌しい足音が響いてきて、コーラグミがオフィスに駆け込んできた。
「大変だよ〜!イチゴグミちゃんが、ワンちゃんにリードでグルグル巻きにされて、道を引き摺られてるよ〜!」
「ふ〜ん。俺は今シマリスの観察に忙しいから後にしてくれないかなぁ」
コーラグミは、その場でハアハアと荒い息を整えると、
「大変だよ〜!イチゴグミちゃんが、ワンちゃんにリードでグルグル巻きにされて、道を引き摺られてるよ〜!」
「それ、さっきも聞いた」
「ワンちゃん、牛みたいな力持ちだよ〜。大変だよ〜」
「それは何よりだ。みんなで力を合わせて頑張ってくれ」
コーラグミは、それでもしばらく私をジッと見つめていたが、まったく頼りにならないと諦めて、「大変だよ〜」と言いながら、オフィスから去っていった。
「まったく使えん奴らだよ」

シマリスの観察にも飽きたので、椅子に座って、ウツラウツラしていると、またドタバタと靴音を響かせて、コーラグミが駆け込んできた。
「大変だよ〜!メロングミ1号ちゃん・2号ちゃん、二人まとめて、リードに巻かれて引き摺られてるよ〜!」
「お前ら、大の大人が11人もいて、なんてザマだ!みんなで協力して頑張れって言ってんだろ!」と怒鳴り付けて追い返した。

きっとまた戻ってくるんだろうなぁと考えていると、案の定5分と経たぬ間に、コーラグミが駆け込んできて、
「大変だよ〜!僕以外のグミちゃんたちが全員リードに巻かれて引き摺り回されてるよ〜!もう誰にも止められないよ〜!黒くてデカいプードルちゃん、怖いよ〜!」
「お前ら、何をやってるんだ!少しは頭を使えよ。例の歌は試したのか?」
「・・・『例の歌』って言われても分からないよ〜」
「『元祖れもんちゃん音頭』に決まってるだろ。お前らも、この前歌ってたじゃないか。宇宙一に宇宙一のれもんちゃんの力を借りて、シン太郎左衛門大先生が世界平和と五穀豊穣を願って作った尊い歌だぞ。『元祖れもんちゃん音頭』を歌って聴かせれば、昂ったシェリーちゃんも穏やかな心持ちになるに決まってる」
「・・・」
「キサマ、信じてないな!この無礼者め!困ったときの『れもんちゃん頼み』だ。さっさと戻って、確かめてみろ!」
「分かったよ〜。やってみるよ〜」

それから1時間以上経ったが、連中は戻ってこない。2時間近く経って、いよいよ『ミックスグミ』は全滅したのかと思っていると、遠くの方から『元祖れもんちゃん音頭』の大合唱が聞こえてきた。窓の外を眺めると、シェリーちゃんを先頭に、『ミックスグミ』のメンバーたちが楽しそうに歌いながら帰ってくるのが見えた。
「楽しかったよ〜」とオフィスに入ってきたグミたちは、コーラグミを除いて、全員スーツがボロボロになっていた。

楽しく過ごした1週間。そして、金曜日の夕方、シェリーちゃんとの最後の日、グミたちは大泣きに泣いて、別れを惜しんでいた。そして、シェリーちゃんとシマリスの乗った車を、泣きながら『元祖れもんちゃん音頭』で見送った。

そして、今日は日曜日。世に言うところの、れもんちゃんデー。JR新快速で、れもんちゃんに会いに行った。
当然れもんちゃんは宇宙一に宇宙一だった。

帰り際、れもんちゃんにお見送りしてもらいながら、
「ああ、そうだ。ちょっとした事件があったせいで、やっと職場の同僚たちが、れもんちゃんの偉大さを理解したんだよ」
「そうだったんだね」
「うん。お陰で我々の部署の名前は、当初の私の希望どおり『れもん組』に変更されたよ」
「希望どおりになって、よかったね」
「うん。でも、いいことばかりでもないんだよ。これまで、『イチゴグミ』とか『メロングミ』と名乗っていたヤツらが全員『れもんグミ』に名前を変えるって言い出して、12人全員が同じ名前になったから、とっても紛らわしいんだ」
私の職場の状況が飲み込めなかったのか、れもんちゃんは一瞬困惑した表情になったが、「・・・それは、きっと大変だね」と、それはそれは優しく微笑んだのだった。

この話に結論めいたものがあるとすれば、『嫌なことがあったら、れもんちゃんに会いに行ったらいい。嬉しいことがあったら、やはり、れもんちゃんに会いに行くのがよい』、きっとそういうことなのだと思う。
そして、今回もシン太郎左衛門は出番が少なかった。

シン太郎左衛門とシマリスとでっかいプードル 様ありがとうございます。

みく【VIP】

みく【VIP】(24)

投稿者:福田様

来店日/選択コース:2025年5月31日/

女の子タイプ:

アタリポイント:

写真どおりスタイル抜群・綺麗で、音楽演奏とジグソーパズルの共通の趣味が合って、楽しい一時を過ごせました。

また、近々お会いしましょう

福田様ありがとうございます。

れもん【VIP】

れもん【VIP】(23)

投稿者:シン太郎左衛門と和菓子ちゃん(あるいは『父上が色んな人から呆れられる話』) 様

来店日/選択コース:2025年5月25日/

女の子タイプ:

アタリポイント:

我が馬鹿息子、シン太郎左衛門は武士である。先週、れもんちゃんにもらったクチコミのお題が余りにも難度が高く、手も足も出ない。今回も適当に書くよりほかない。

昨日は土曜日。れもんちゃんイブ。
昼前まで寝て過ごした。どうにか気持ちを奮い起こして布団を出て、服を着替えていると、シン太郎左衛門が、
「父上、お出かけでござるか」
「うん。4月に変な部署に異動させられてから、めっきり食欲が無くなって、駅前の中華屋に頼りっきりの毎日だったが、たった今、外食ばかりの食生活を改めることを決意した。これから駅前スーパーに行って、食べ物を買う」
「拙者もお供いたしましょう」
シン太郎左衛門は、嬉しそうにセクシー・バニーのコスチュームを着始めた。何度見ても、セクシー・バニー左衛門には、見慣れることが出来ない気持ち悪さがあった。
「普通にズボンの中に収まっていてほしいなぁ」
「そういうわけには行かぬ。駅前スーパーでの買い物は、拙者の晴れ舞台でござる。当然、セクシー・バニーちゃんでなければならぬ」
「それが、ホントに武士のセリフとして妥当なのかね?」
「うむ」
「セクシー・バニーは、エコバッグから出せないからね。ズボンの中で大人しくしてるのと一緒だよ」と念を押したが、シン太郎左衛門に動じる様子はなかった。

セクシー・バニー左衛門を入れたエコバッグを肩に掛けて、家の外に出た。雨がザーザー降っていた。

約二ヶ月ぶりの駅前スーパーは、雨の日にも似ず、とても賑わっていた。
「随分繁盛してないか?」
エコバッグの中から「父上、国道沿いの大型スーパーが4月末に撤退致したこと、ご存知ないか」
「そうだったの?この前出来たばかりじゃないか。もう潰れちゃったんだ」
「明太子シスターズを甘くみたのが、失敗の元でござる」
「明太子シスターズと言っても、お姉ちゃんの方は高校3年になって受験が控えてるんだろ。もうバイトはしてないんじゃないか?」
「ところが、そうではござらぬ。先日、電車くんが言うておった。明太子ちゃんは愛嬌は100点満点なものの、勉強は同級生に周回遅れで、両親が高校の三者面談に行くのを嫌がって、電車くんと妹ちゃんが同席しているとのことでござる。受験など無縁の世界で楽しく頑張っておる」
「まあ、それも悪くないよ」
「一方、妹ちゃんは成績も上々とのことでござる」
「・・・お前、色んなことを知ってるな」
「うむ。拙者、色んなことを知っておる」

店内をウロついていると、特設コーナーから聞き覚えのある若い女性の声がしてきた。

特選和菓子、美味しいよ〜
モナカに羊羹、ワラビ餅
どらやき、大福、串ダンゴ
どれを食べても美味しいよ〜
・・・

「あの声は・・・明太子ちゃんじゃないか?」
「うむ。周回遅れの明太子ちゃんでござる」
「お前、それ、当人の前では絶対言うなよ」
「心得ておる」

個数限定の上生菓子セットもありますよ〜
れもんちゃんも、はしゃぎ出す
美味しい、美味しい和菓子ですよ〜

「和菓子か・・・。和菓子は俺の好みだが、れもんちゃんが和菓子好きだなんて、聞いたことあるか?」
「ない」
「ないよな。れもんちゃんはグミ博士だ」
「うむ。和菓子をムシャムシャ食べているれもんちゃんは想像できぬ」
「いや、ムシャムシャは食べんだろ。れもんちゃんは、和菓子もグミも、それはそれは可愛く食べるのだ」

案の定、特設コーナーには明太子ちゃんが立っていた。
「明太子ちゃん」と声をかけた。
明太子ちゃんは明るく笑って、
「あっ、オジさん!久しぶり〜!最近見ないから、死んだのかと思ってたよ」
「まだ死んでないよ」
「この前、オジさんのカッパさんに道で会ったよ。神戸に行くって言うから、新快速に乗せてあげたよ」
「そうだったね。ホントに助かったよ。カッパ左衛門とは無事に神戸駅の近くで会えたよ」
「そうなんだ。よかった」
明太子ちゃんは、清々しい笑顔で相変わらず元気だった。
「明太子ちゃん、元気そうだね」
「うん。元気だよ。それと、今日は明太子ちゃんじゃないよ。和菓子ちゃんなの」と、明太子ちゃん、いや、和菓子ちゃんは、特設コーナーに飾られたノボリを指さした。
『甘味処 味自慢 特選和菓子』と染め抜かれたノボリを見ながら、私の口は勝手に、「和菓子ちゃんだよ〜。美味しいよ〜」と言っていた。
和菓子ちゃんはポカンとした顔で私を見ながら、「・・・それ、どういうこと?」
「ゴメン、ゴメン。癖なんだ」
「変わった癖だね。久しぶりだし、張り切ってオマケするから、張り切って買ってね」
「分かった。美味しい和菓子なら、張り切って買うよ。美味しくなかったら、張り切らない。これまで隠してきたけど、実は、私は和菓子マンなんだ」
「えっ!そうなの?」
「うん。そう」
「そうだったんだ・・・で、『和菓子マン』って、何?」
「・・・そう改まって訊かれると答えにくいけど、要は『和菓子好き』ってことだね」
「な〜んだ。普通に言えばいいのに」と笑われた。
「『な〜んだ』とはなんだ!」とムキになって言い返しそうになったが、どう考えても大人げないので我慢した。気を取り直して、
「で、どれがオススメかな?」
「どれも美味しいけど、イチオシは水羊羹だよ」
私は思わず、「水羊羹ちゃん、美味しいよ〜」
「うん。とっても美味しいの。沢山買ってね。キンツバもあるよ」
「キンツバちゃんも美味しいよ〜」
「うん。美味しいの。みたらし団子もあるの」
「『わ〜い』だよ〜。みたらし団子ちゃんも美味しいよ〜」
「特にオススメはオハギだよ」
「オハギちゃんだよ〜。美味しいよ〜」
「・・・オジさん、大丈夫?」
「・・・ゴメン。つい興奮してしまった」
和菓子ちゃんは、少し呆れた様子で、でも嬉しそうに微笑んだ。
結局、馬鹿みたいに沢山の和菓子を買い込んでしまった。

エコバッグは途轍もなく重かった。傘を片手にゼイゼイと息を切らしながら坂を登り、とても一人で食べ切れる量ではなかったので、自宅に戻る前に、隣の家のインターホンを鳴らした。
ドアを開けて出てきた金ちゃんママに、
「お待ち兼ね、特選和菓子のお裾分けだ。これはオハギだ。美味しいよ。これは水羊羹だ。美味しいよ。これは・・・切りが無いな・・・全部まとめて和菓子だ。個数限定の上生菓子セットもあげる。全部まとめて美味しいよ〜」
金ちゃんママは目を丸くして、
「こんなに沢山の和菓子、どうされたんですか?」
「別に盗んだモノじゃない。調子に乗って買いすぎただけだ」
「でも、ウチは3人家族で、こんなに食べ切れないですよ」と金ちゃんママは呆れ顔だった。
「甘えたことを言ってはいけない。私は同じ量を一人で食べなければならないのだ。四の五の言わず、食べなさい。お仏壇に供えて、御先祖様たちにも手伝ってもらいなさい。消費期限は明日だ」
まだまだ十分に重たいエコバッグにフラつきながら、私は家に帰っていった。ズボンの裾は雨でビショビショになっていた。

そして今日は日曜日。れもんちゃんデー。
朝起きると、昨日に続いて和菓子をムシャムシャ食べ出した。大好きな和菓子も限度を越えると、味覚も麻痺し、変な汗が止まらなかった。
これ以上食べると、大事なれもんちゃんとの時間に支障が出そうなので、適当な所で切り上げて、JR新快速に乗って、れもんちゃんに会いに行った。
これだけ甘いモノに食傷していても、れもんちゃんのスイートネスは全くの別次元だった。れもんちゃんは、それほどまでに宇宙一に宇宙一なのだ。

帰り際、れもんちゃんにお見送りしてもらいながら、
「昨日から飛んでもないの量の和菓子を食べてるんだ」
「どれぐらい食べたの?」と、れもんちゃんが訊くので、オハギが18個、みたらし団子が24串・・・といった具合に説明すると、呆れた様子で、
「それはダメだよ。致死量を超えてるよ。急性甘いモノ中毒で死んじゃうよ!」と叱られた。
「反省した方がいい?」
「当然だよ〜」

私は、しょんぼり反省しながらお店を後にし、神戸駅までの道々、『まあ、結局のところ、史上最強の甘味処も、史上最強の味自慢も、れもんちゃんなんだよなぁ』と考えているのであった。

シン太郎左衛門と和菓子ちゃん(あるいは『父上が色んな人から呆れられる話』) 様ありがとうございます。

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